「今日はティショットがぶれてしまいました。林にも3回打ち込んでしまいました」という金子直矢（福井工業大学附属福井中学3年）を助けたのはパットだった。2番で5メートルを決めると4番で1メートル、7番で2メートルを沈める。後半も6～8メートルのパットをしぶとく決めて、この日7バーディ・3ボギーの69。通算2アンダーパーで2位入賞を果たしたのだ。「この部門は今年が最後。最終ラウンドで良いスコアが出せて満足です」と笑顔を見せる。「今の悩みは、なかなかバーディが獲れないこと」というが、今日の7バーディは立派なもの。「もっと爆発的なスコアを出せるようになりたい。そのためにも、あと20ヤードは飛距離を伸ばさ
ないと」と課題ははっきりとしている。中学3年生で173センチと体格に恵まれているだけに、今後のトレーニング次第では、充分飛距離も伸ばせるだろう。真摯に自分の課題と向き合って練習を続けた先にある優勝という栄誉を勝ち取れるよう、金子のこれからの努力に期待したい。
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