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競技報告
【スイング改良が実を結んだ沓澤】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
高校卒業し、父親の勧めでゴルフを始めた沓澤は、5年前(2008年)に競技に出場すると、08年の東日本女子パブリックミッドアマチュアの優勝を皮切りに、日本女子パブリックミッドアマチュアを制し、同年の日本女子ミッドアマチュアに出場し3位入賞を果たした。その後同選手権で2年連続トップ3に入るなど、一気に女子ミッド世代のトップアマチュアと肩を並べた。

しかし、あと一歩のところで日本タイトルを獲れずにいた沓澤は、昨年の本大会終了後に、今大会へ標準をあわし大規模なスイング改造に取り掛かった。「今まで誰にも教わらず自己流のスイングだったし、良いコーチに出会ったので、これを機にツアーで通用するスイングを
目指そうと思い、アドレス、グリップから直しました。」大きなリスクが伴うスイング改良にも、沓澤は臆することなく取り組んだ。「昨年の冬は、全くボールが当たらなくなった。でも絶対やり抜こう、少なくとも2012年度女子ミッドまでは6割の完成度まで持っていこう」妥協せずに自分のスイングと向き合い、今大会までに6割まで完成させ、念願の日本タイトルを獲得した。

本大会は、幅広い年齢層が様々な目標を掲げ出場しているが、今大会の優勝だけを目指して、1年間ひたむきに準備をしてきた選手は多くないだろう。沓澤は、この試合に標準を合わせ、1年間かけてスイングを一から作り、調整を重ねてきた。そのスイングの完成度より、今大会にかける強い想いが沓澤に優勝をもたらしたのかもしれない。

「最後のパットは、今まで経験した悔しい思いや、1年間の苦しみが後押ししてくれたんだと思います。」と感激に涙をにじませながら話す沓澤。最後に、「また来年に向けて、スイング改良の残り4割と体作りに励みます。これからの自分の進化が楽しみです」とコメントを残してコースを後にした。

沓澤は、この優勝で、来年の日本女子アマチュアと日本女子オープンの出場権を得た。今大会で身をもって経験した勝負事に最も重要な要素であるモチベーション「気持ち」の強さと、更に完成度が増すと思われるスイングを武器に、アマチュア最高峰の選手権に挑む。ジュニア世代が席巻する日本女子アマチュア選手権の台風の目になるかもしれない。

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