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競技報告
【エースの鬼頭がよもやの乱調】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
ホールアウト風景
昨年大会に続いて2年連続でクィーンシリキットに出場した鬼頭桜(美濃加茂高校3年)。初の国際競技で緊張を隠せないチームメイトを牽引するエースとしての活躍が期待されたが、気負いが裏目に出たのかショットに本来の冴が見えず、5バーディ・5ボギー・1トリプルボギーの75とスコアを崩してしまった。

JGA女子ナショナルチームとしては初めてとなる開催コースでの事前合宿を経て、気候や芝への対応、コースマネジメントの徹底と万全を期して臨んだ第1ラウンド。しかし、鬼頭にスタート直後の2番ホールでいきなりアクシデントが襲う。「最悪、フェアウェイ左のバンカーでも良い」と放ったティーショットは狙い通りの放物線を描
いていった。しかし、このティーショットがよもやの紛失球。「凄く悔しかった」と振り返る鬼頭だが、まだ2ホール目だと焦る気持ちを抑えて、打ち直しのためにティーインググラウンドに戻る。

打ち直しの3打目は、冷静にショット出来たものの、残り87ヤードの4打目をグリーン左奥に外すミスで、このホールトリプルボギーと、出鼻を挫かれた。それでも、3番で4メートル、5番(パー5)では残り68ヤードの3打目を50センチにつけるショットを見せてバーディ。前半最後の9番も3メートルをしぶとく沈めてみせる。ボギーは4番の1ホールにおさえた鬼頭は、前半を1オーバーパーと粘りのプレーで終えた。

「前半はボギーもありましたが、バーディも3つ取れていたので、気持ちが切れることはありませんでした。前半にアンラッキーがあった分、後半には良いことがあるはずだと…スコアを伸ばせると前向きな気持ちで折り返しました」と話した鬼頭だったが、気持ちとは裏腹にスコアは乱高下が続く。10番でフォローの風を読みきれず約100ヤードのセカンドショットをグリーンオーバーさせてボギーが先行すると、続く11番では13メートルのバーディパットを3パットのミスで連続ボギー。

「あの3パットで、この後は欲張らずに1つ1つバーディを積み重ねていこう…やるしかない」と開き直ったという鬼頭は、12番で4メートルを決めて、後半初めてのバーディを奪う。だが、今日の鬼頭は最後まで気持ちとプレー振りがマッチしないちぐはぐな1日となってしまう。13番では2打目を左にミスしてボギー。17番では、「絶対にバーディを獲ると気合を込めた会心の手ごたえだった」というティーショットを放ちながら、残り220ヤードの2打目を前にクラブ選択に迷いが出て、ユーティリティー7番で打ったこのショットを右にミスしてハザードに打ち込みボギー。最難関の最終18番こそ、この日全選手で2人目となるバーディで締めたものの、「17番でクラブ選択を迷ってしまい…気持ちの整理がつかないままに2打目を打ってしまった。結局、中途半端な攻めの形になったことが悔しい」と鬼頭の口から出てくる言葉はエースとしての役割を果たせなかった無念さがにじみ出ていた。

鬼頭の武器であるティーショットの乱調からスコアを伸ばしたい4つのバー5で2バーディ、2ボギーという結果がこの日の最大の誤算だった。それでも、終盤2ホールで本来のショットの切れを取り戻した鬼頭には、2日目の巻き返しにかすかな光明も見出している。「今日はバーディも獲れているし、明日はもっとスコアを伸ばせるように頑張るしかない。気持ちを振り切って、明日頑張るだけです」鬼頭の悲壮な決意を感じさせるコメントを残して調整に向かった。

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