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競技報告
【59歳でマッチプレー進出を決めた﨑山の秘密とは】
第2日 競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi
平均年齢が24歳という中で、今年12月に59歳になるベテラン﨑山俊紀(今治)。「もう子供たちよりも若い選手ですからねぇ。ライバルという感覚がない んですよ」と苦笑いをする。
実は、2006年大会以来のマッチプレー進出だ。東広野GCで行われたこの年の日本アマ1回戦で池田勇太を下した選手である。

「この歳になると、いろいろ準備も大変ですよ」と、この猛暑の中でのラウンドに、まず塩分、水分はもちろんのこと下着やストレッチ、そして「(宿泊している)川越駅近くでマッサージを毎日」という周到さで臨まないといけないという。ともすれば、若手選手と100ヤード近く、ドライバーで置 いて行かれる。平均飛距離
は、235ヤードだと言いながらも「今日は、1番ホールで、265ヤードほど飛んでいたんですよね(笑)」と嬉しそう な顔をした。

老練、という言葉が似合うのかどうか。それは、やはりゴルフに取り組む姿勢が、いまでも新鮮な感じがするからだ。
「(飛距離を補う武器として)僕は、ユーティリティを8本持っているんですよ。そしてコースの状況に応じて、番手を選んでバッグの中に2本、3本と選んで入れています。やっぱり200ヤード前後の距離が生命線になりますからね」と言った。
若い選手の5、6番アイアンの距離を、崎山は、ユーティリティで補う。だから、そのショットの精度を磨くことが、ゲームの組み立てのベースとなる。

「(池田)勇太とのマッチのときも、OKの距離に3回ぐらい寄せたんですよ。そしたらムッとした顔してね(笑)」と語る。若手選手の5、6番アイ アンの精度よりも「たぶん、私のユーティリティのほうが、いいかもね」とサラリと言い切る。
「今日は、一見、簡単なホールロケーションのように見えて、うまく捻ってありましたね。ですから、どういう球筋で、どう攻めて行くかがはっきり解って、その球筋ができないとなかなかパーやバーディが取りにくい。途中で、パッティングで右手が緩む癖が出てきて、それに気がついて、注意しながらストロークしていたら入りだしました」。

この﨑山選手は、メモ魔である。一度プレーしたコースは、それこそ、ほかの選手が見せてくださいというほど、精密にメモが残っているし、自分が気がついたこと、ミスしたことなども、きちんとメモにとっている。「やっぱりミスは、引きずるな。でも、ミスは、きちんと覚えておかなければいけない」。

これが﨑山のゴルフを支えている原点かも知れない。
愛媛の今治が本拠地である。そう松山英樹父子とは、古いゴルフ仲間だ。
「英樹が、小学校3、4年のころかなぁ。アプローチとパッティングが上手かったですよ。それに鰻が大好きで、いつも食べていた記憶がある」。
﨑山には3人の子供たちがいて、長女で末っ子が、慶応大学に進学して横浜にひとり暮らしを始めた。「それが心配で、心配で。ここに来る前にも会い に行ったんですよ(笑)」。

そして健康の秘訣は「暴飲暴食に耐えることです」と豪快さもあるけれど、ゴルフ以外の会話は、気のいいおじさんである。

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