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競技報告
【最後まで優勝争いを演じた真鍋と金下は1打差2位タイに終わる】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
真鍋高光
金下政弘
本選手権を最後まで盛り上げたのは、初出場初優勝を果たした赤間ではあったが、この2人の健闘があったからこそ、赤間の優勝がドラマチックになったのは間違いない。それは、1打差2位タイの真鍋高光(大博多)と金下政弘(美奈木)だ。
3打差12位タイで第2ラウンドをスタートした真鍋は、「今日はショットが良くなかった」と苦労しながらパッティングで凌いで前半を1バーディ・1ボギーのパープレー。我慢のゴルフが実を結んだのは後半。徐々にショットが本調子に戻り始めると、13番(パー3)では6番アイアンのティーショットを、あわやホールインワンのスーパーショットでバーディ。15番(パー5)でも3打目を80センチにつけて、この時点で通算1オーバーパーと首位に並んだ。しかし、16番(パー3)でティーショットをグリーン手前の深いラフに打ち込み、アプローチを寄せきれず痛恨のボギー。最終ホールも4メートルのバーディパットを決めきれず、優勝杯が指の間からすり抜けてしまった。しかし、真鍋は、「優勝争いの中で、最後まで冷静にプレーが出来た。九州インタークラブなどで優勝をした経験が生きたと思う」と、その表情は充実感に満ちたものだった。

一方の金下は、最終ホールのボギーでの敗退に悔しさをかみ殺していた。スタートの1番でいきなりボギーを叩き、3番では5メートルのパットを沈めてパーで凌ぐなど、前半の金下はショットの不調にあえいでいた。それでも、8番でバーディを奪って前半をパープレーでまとめると、10番でグリーン手前の花道からチップインバーディを奪って、この時点で首位に立っていた大川と通算イーブンパーで並ぶ。直後の11番で3パットのボギーを叩いたが、大川がよもやの乱調でスコアを落として、金下が優位に立った。しかし、ここからも金下の苦戦は続く。13番(パー3)ではティーショットをグリーン手前の崖に落とし、アプローチも寄せきれなかったが、カラーからのパーパットをねじ込むと、15番ではティーショットを左の木の下に打ち込み、2打目は飛球線方向に背を向けてのバックショットを強いられる大ピンチも必死のパーセーブで凌ぐ。そして、ホールアウトした真鍋、最終組でプレーをする赤間に1打差をつけたまま迎えた18番(パー5)。ここをパーで凌げば本選手権初優勝を手中に収められる状況で、フェアウェイから放った2打目は「2オンを狙いにいくか、それとも安全に150ヤード地点まで運ぶか…悩んでしまった」と迷いが生じ、左の林に消えていった。3打目は枝の下を抜きグリーン手前まで運び、ここまで金下を救ってくれていたアプローチに初優勝がかかった。ここで、金下は再び迷う。「ホール付近が上り傾斜だから、アプローチは強めに打とうと。そこでピッチングサンドにするかサンドウェッジにするか…」悩んだ末に手にしたのはピッチングサンド。しかし、このアプローチがピン上2メートルまで行ってしまい、「サンドウェッジだったらスピンがかかってくれたかも…」と悔やんでも悔やみきれない下りのパーパットを残してしまう。慎重にラインを読んだ金下だったが、無情にも球はホールの脇をすり抜けていった。「今日は、最初と最後だけ」と2つのボギーを残念がる金下。「関西シニアにも勝ったことがあるし、今年の関西シニアで2位に入れた。今年こそ日本シニアで…と、頑張ってきたけれど…」とうつむく。それでも、最後は「優勝を意識する中でパープレーを目標にして、73。今年優勝できなかったのは、天の神様がもっと練習して上手になれと言ってくれているんだと思いたい」と、前向きな言葉を残して、会場を後にした。

真鍋と金下は、明日開幕する日本シニアゴルフ選手権にも出場予定。京葉カントリー倶楽部の雪辱は、紫カントリークラブ・すみれコースで晴らしたいところだ。

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