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【逆転優勝の篠優希は「最後のアマチュアビッグタイトルを獲れてうれしい」と笑顔がはじける】
第3日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
篠優希(代々木高校3年)が前日首位との7打差を逆転して、優勝した。7打差逆転は、本大会のおける最多差逆転となった。スタート前はさすがに「トップと7打差があって、逆転できると思っていなかったので、自分のゴルフをしようと思っていただけに、うれしいです」とまさかの優勝だった。前日63のコースレコードを記録して、首位を走る近藤玲央(滝川第二高校3年)は「さすがにそんなに崩れないだろうから、6アンダーパー、5アンダーパーを出せればいいところにいけるかな」とスタート前に思っていたくらいだった。

前半は4バーディ・1ボギーの3アンダーパーで、通算5アンダーパーでハーフターンした。この時点では近藤が通算
9アンダーパーをキープしていたので、まだ4打差があった。後半に入り、13番でバーディを奪い、通算6アンダーパーとして、17番まで来たときに、後続の組の選手がスコアを落とし「6アンダーパーが首位」との情報が入った。その17番で残り85ヤードの第2打を58度のウェッジでピン左横1メートルにつけて、このスライスラインのバーディパットを見事に沈めた。これで通算7アンダーパーとして単独首位に立った。18番もティーショットを曲げるもパーセーブし、ホールアウトして後続組のプレーを待った。

プレーオフの可能性もあったが結局、後続の組の選手も篠に並ぶことができず、そのまま優勝が決まった。高校3年生の彼にとっては、これが最後の日本ジュニアであり、それだけに「本当にうれしいです。最後のアマチュアのビッグタイトルだったので」と今後はプロを目指す。すでに先週、房総CC房総ゴルフ場で行われたファーストクォリファイングトーナメント(QT)を受けており、無事に通過して、次はセカンドQT(9/8~11 サンヒルズCC)が待っている。「QTを早く受けたいと思っていて、ファイナルまで行って」来年のツアー出場を目指す。目標は「アダム・スコット。スウィングもかっこいいし、ビジュアルもいい」と将来は世界で戦うことを考えている。普通はアメリカを目指すことが多いが「アジアやヨーロピアンツアーで戦いたい」という。「レベルの高さはアメリカと変わらない。マキロイも出てくるし、賞金も変わらない」とその理由を語った。

篠は、吉岡徹治氏が主宰する「マジック」というジュニア育成プログラムに参加しており、今年の日本アマチュアゴルフ選手権競技でランナーアップだった中島啓太とも一緒に練習をしている。それだけに彼の活躍は刺激になった。篠は1回戦敗退。一方、中島は見る見るうちに勝ち上がり、決勝まで駒を進める彼の姿を見て「すげぇ」と思った。そこで「何がいいのか、練習場で見ていて、アプローチのバリエーションと常にリズムが一定」なことに気づいた。篠のほうが3歳年上であるが、いいものを吸収することには年齢も関係ない。その中島からホールアウト後に「おめでとうございます」といわれ、思わず「ヨシ!と思った」という。その笑顔は優勝カップのように輝いていた。

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