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競技報告
【「優勝できるとは思っていなかったので、自分でも驚いています」と長谷川せら】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe
第1ラウンドは3バーディでボギーなし。第2ラウンドも13番まで2バーディと持ち味である堅実なゴルフを続けていた長谷川せら(稲羽中学2年)の本選手権初ボギーは、32ホール目の14番だった。グリーン右サイドのバンカーに打ち込み、そこからのショットを寄せ切れずに、3メートルほどのパーパットをはずしてのものだった。そして、続く15番(パー5)の第3打をカラー部分にはずしたところでサスペンデッドとなっていた。
「早くホテルに戻れたので、とりあえず練習場にいってボールを打ちました。しっかりと調整ですか? いえ、なんだかお腹が空いていて“今夜のご飯は、何かなぁ…”なんて考えたりしていて、あまり集中していま
せんでした」。

小学1年でゴルフを始め、競技に出るようになってから面白い傾向があることを知ったという。「練習ラウンドでは80を打ったりするんですが、本番になるとパープレーにまとめられるなんてことが、よくありました。それで、私は本番に強いタイプなんだって勝手に思い込むようになりました」
日本ジュニアは、これが初出場。そして第1ラウンドに69をマークして単独トップに立った。これも、本番に強いという長谷川らしい絶好のスタートではあった。
実は、前日サスペンデッドになる前の14番で、この大会初のボギーを叩いたときに、ちょっとホッとしたのだという。
「いくらなんでも、こんなゴルフ(ここまで通算5バーディ)は、出来過ぎだろう。どこかに大きな落とし穴があって、ずぼっとはまりこむのじゃないか…なんて思っていました。ちょっとビビッていたんです」
初ボギーで、逆に落ち着けたのだと言った。中部ジュニア3位の資格で初出場を決めた日本ジュニア。目標は「上位に食い込みたい。できれば10位以内」というものだった。「自分よりもレベルが高い人たちがたくさんいるので、優勝なんて考えませんでした」。

プレー再開後の14番ホール。カラーからパーをセーブすると、16、17、18番をすべてパーにして通算4アンダーパーでのホールアウト。大きな落とし穴はなく、「とてつもなく悪いことが起こるのでは…」の危惧も杞憂に終わった。初ボギーをサスペンデッド前に叩いたことで、長谷川は逆にリラックス状態になっていたことを物語る安全ゴルフであった。

「自分のこれからの課題は、パッティングです。特にラインを読むのが下手なので、しっかり経験を積んでいきたいと思っています。あ、それと、練習のときから良いゴルフをして、“本番ではなんとかなるだろう”じゃなくて“普段通りのゴルフをすればいい”と言えるレベルになることです」
初出場で初優勝。長谷川は表彰式後も「優勝した実感は、正直なところ、ありません」と冷静だった。


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