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競技報告
【後半の快スコアで菅沼菜々が首位に立つ】
第1日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe
第1ラウンドで首位に立ったのは埼玉栄3年生の菅沼菜々だった。10番からスタートして、前半の9ホールと後半では、別人のようなゴルフを展開した。前半の9ホールはショットの乱れもあり、3ボギー(1バーディ)を叩いていた。後半に折り返すと、1番(パー4)のピンチをしのいでパーセーブ。ここから快進撃が始まった。

続く2番(パー4)では第2打のピッチングウェッジのショットをピンそば30センチにつける。さらに4番(パー3)では6番アイアンでのティーショットが、あわやホールインワンになろうかというカップ横10センチ足らずにぴったり決まった。

ショットで2バーディを奪った後は、パッティングの冴えをみ
せた。6番(パー5)で7メートル、8番(パー4)では、ほぼ倍の距離もある14~15メートルのロングパットを沈めた。そして菅沼にとっての最終ホールとなった9番(パー4)ではピンまで155ヤードの第2打を6番アイアンで1.5メートルにつけ、ショットでのバーディで締め括った。9ホールの自己ベストスコアとしては、すでに31を一度マークしていたという。9番ホールを迎えたとき「ここでバーディなら自己ベストタイだな…なんて考えたら、なんかものすごくドキドキして緊張したんですけど、うまくプレーできて“やったぁーって感じでした」。

前後半で別人のようなゴルフになった理由を菅沼は、こんなふうに振り返った。「前半の9ホールを終えたところで、けっこう長い待ち時間があったんです。そこで気持ちを切り替えられたのが大きかったと思います。急に流れがよくなったので、自分でも驚きました」。

高校のゴルフ部に在籍しているが、授業後の部の練習にはほとんど参加しない。自宅まで1時間40分ほどかかることから、練習してからの帰宅では遅くなる。同校のゴルフ部では、自主性を重んじる風潮があり、個人練習も認めているという。帰宅したら自分で練習場に行き、トレーニングも含めて3時間ほどゴルフに取り組む。それから帰宅して夕食という段取りになっているそうだ。

そんな菅沼だが、実はゴルフから離れた時期がある。高校2年の冬―というのがその期間で、この間はクラブさえ握らなかったという。

「ゴルフが嫌いになったというわけじゃないんです。説明するのは難しいんですけど、何に対しても無気力になったというか、感情が動かなくなってしまったのです。学校からかえってきてもボーっとして終わり、みたいな状態でした」。立ち直りのきっかけは、大好きだというジャニーズのライブにいったことだった。「みんな頑張って練習して、こんなにステージを盛り上げている。自分も頑張ろうっていう気持ちにさせてもらいました。こんな話するの、恥ずかしいんですけど…」。

再びクラブを手にした菅沼は、ブランクを取り戻そうとするかのように以前にも増して熱心にゴルフと向き合うようになっていた。ラウンド後半の5バーディ奪取による単独トップの座。その話になると「やばい、緊張する。もう胃がキリキリしだしているもん。うわー、明日どうしよう」。インタビューの最後は、戸惑いの中にいた。

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