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競技報告
【あわやハーフ29の快スコアか。8バーディ奪取の幸田彩里がトップ発進】
第1日 競技報告:塩原義雄 写真:Y. Watanabe
取りも取ったり、8バーディ。幸田彩里が圧巻のゴルフでトップに立った。スタート1番、最終18番ホールのボギーでサンドイッチされた2番から17番はバーディがてんこ盛り状態だった。

5番(パー5)でピンまで80ヤードの距離を2メートルに寄せたのが、最初のバーディだった。距離の長い9番(パー4)では「ドライバーショットが会心の当たりで」第2打の7番アイアンのショットがピン横1.5メートルについた。
ここまでの幸田は、まだ自分のゴルフを意識していた。「同じ組でラウンドした政田(夢乃)さんが、すばらしいプレーをしていたので、しっかりついていこうと思っていました」。

それが、無心のゴルフへと切
り替わったのは後半にターンしてからだった。アゲインストだった10番(パー3)。大きめの6番アイアンで放ったショットがピンそば20センチについた。さらに、12番(パー4)ではドライバー、3番ウッドの第1、2打でピンまで20ヤード残したが、ここからチップイン。13番では9番アイアンの第2打が、またもや20センチに。14番(パー5)では、第2打を7番アイアンでバンカー手前にレイアップしたあとピッチングウェッジで2メートルにつけるスマートなホール攻略で3連続バーディを決めた。

快進撃は、まだ続く。16番パー3ではピン奥5メートルからのパットを沈め、17番はピンまで80ヤードの第2打をウェッジ(ロフト50度)で1メートルにつけた。「10番からは、何も考えませんでした。ボールに向かう前に、誰かの声が聞こえてきて、何番で、どんなショットをすればいいんだぞ…みたいな感じです。ボールのところにいったら、やることは決まっていて、あとは打つだけ、という状態でした。ホールアウトしてから思ったんですけど、あれが“ゾーンに入る”ということなのではないか。なんか、初めてですけど、凄い体験をしたのではないかという感じです」。

最終18番ホールに向かうとき、今度ははっきりと声が聞こえた。政田から言われた。「29が出るんじゃないの」。確かにパーでも29、バーディなら28というとてつもないスコアになるところだった。それを「ちょっと意識した」ことでゾーンから抜けてしまったのかもしれない。ドライバーショットを左にミスして3番ウッドの第2打はグリーン手前バンカーにつかまってのボギーになってしまった。

2年生で迎えた今大会。幸田は「優勝というより、上位に入って来年大会へのシードをとりたいな」と思って臨んできた。「オリンピックの舞台になる東コースで一足早くプレーできる。それも楽しみでした」。

これまでのベストスコアは地元の森林公園ゴルフ場でマークした68。それを大舞台で大幅に更新した。「練習ラウンドのときから、ずっと調子がいいので、目標は達成できるかな…。今日のスコアでちょっと自信が湧いてきました。この調子が続いたら?そりゃあ、大騒ぎ、お祭り騒ぎですよ。ありえない。ゾーンって、何日も続くものじゃないんでしょ?」

自己ベスト更新でも、幸田は目標修正することなく、あくまでシード権確保に拘っていくという。


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