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競技報告
【18番のダブルボギーでスイッチオンした寺岡沙弥香が後半3バーディ奪取で首位タイ発進】
第1日 競技報告:塩原義雄 写真:Y.Watanabe / Y. Kawatani
今年の関西女子アマ勝者の寺岡沙弥香が、70をマークして首位タイの好スタートを切った。今大会では、目標にしてきたことがある。

「最近60台のスコアが出ていないので、日本女子アマでこそ…とかなり意気込んでコースに乗り込んできたんです」

153㌢と小柄だが、ダイナミックなスイングで飛ばす。「平均で260㍎を自分のラインに設定しています」

インからのスタート。14番パー3ホールで最初のバーディを奪ったが、その後は足踏み状態となり、18番では、ショットを曲げてダブルボギーを叩いてしまった。距離の長いホール。ドライバーショットでしっかり距離を出そうとしたのが裏目にでた格好だった。これで1
オーバーパーに。目標にしていた60台のスコアが遠のく。でも、このダボが、寺岡の闘争心に火をつけた。スイッチオンである。

アウトにターンして、2番、5番と2ホールのパー3でショットを決めると、7番パー5では得意のドライバーショットを正確に打ち出してバーディチャンスを作り出し、バーディに仕留めた。18番のダブルボギーからこの3バーディ奪取で2アンダーパーに。「できれば、残る8、9番の2ホールでもうひとつバーディを決めて69にしたかったですけど、きょうのところは、あれで精いっぱいでした。60台は2日目以降にとっておく、ということで。モチベーションが上がっています。自分に期待したいと思います。してもいいと思います」

小柄な飛ばし屋は、今大会のダークホースとなった。

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