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【初戴冠の藤田寛之は「ナショナルオープンの優勝は格別です」】 |
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第4日
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競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe/K.Aida |
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「痺れました。ホントに痺れて、手が震えました」と最終ホールのバーディパットを決めた藤田寛之は、正直に吐露した。レギュラー時代に賞金王を獲得するなど百戦錬磨の藤田が、まるで新人選手が初優勝したときのようなコメントだった。残り1.5メートルもあっただろうか。本人すら正確な距離を思い出せないという。それが入れば優勝という距離を沈めて、日本シニアオープンの初優勝を飾ったのだ。
まさに、痺れるようなドラマチックな戦いだった。最後の最後まで、誰が勝つか解らない接戦。最終ラウンド。首位の宮本勝昌が、通算9アンダーパー。1打差に藤田寛之。さらに1打離れて増田伸洋。首位と3打差に片山晋呉。4打差にプラヤド
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