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+ 【2017年度(第59回)日本女子アマチュアゴルフ選手権 プレイバック①】
[2020/07/11]
【2017年度(第59回)日本女子アマチュアゴルフ選手権 プレイバック①】

勝みなみ、畑岡奈紗、高橋彩華、新垣比菜ら今では女子プロゴルフ界を席巻する活躍を見せている黄金世代。JGAナショナルチームの中核をなしていた彼女たちがプロ転向を果たした2017年に奈良県奈良市の奈良国際ゴルフ倶楽部で開催された第59回日本女子アマチュアゴルフ選手権は、彼女たちに続くプラチナ世代と呼ばれる選手たちが胎動する大会となりました。日本女子アマチュアゴルフ界の世代交代を印象づけた本選手権を2回に渡ってお届けします。前編は、この年の日本女子アマチュアゴルフ選手権を最後の出場にすると心に決めて初優勝を狙う新垣比
菜のプレーを中心に第1ラウンド、第2ラウンドの模様を振り返ります。

この年の日本女子アマチュアゴルフ選手権で注目を集めたのは、自身最後の日本女子アマチャンピオンを奪うチャンスに賭ける新垣比菜、吉本ひかるらナショナルチーム卒業生、新垣と同郷でナショナルチーム現役メンバーの佐渡山理莉、吉田優利、稲見萌寧、吉本ここね、西村優奈、古江彩佳の新旧メンバーのプレーだった。
群雄割拠ともいえる顔ぶれが揃って開幕した第1ラウンドで、首位に立ったのは、5バーディ・ノーボギーの完璧なプレーを見せた新垣。「日本ジュニア、全国高等学校ゴルフ選手権を獲りましたが、自分にはまだアマチュアとしてやり残したことがある。このタイトルを手にして、アマチュアを卒業したい」というモチベーションに支えられながらも、「昨年までと違って、肩の力が抜けている。入れ込みすぎていないので、冷静に自分のゴルフが出来ている」と語るとおり、終始静かなゴルフは、ライバルたちにスキを見せない完璧なプレーだった。
新垣に1打差の2位タイグループに佐渡山と古江。新垣の背中を見ながら研鑽を積んできた佐渡山は、2015年大会でベスト4、2016年大会も4位と優勝に近づきながら、あと一歩戴冠には届かず、悔しさを味わってきた。「上位をうかがうというのでは駄目」と、好スタートにも表情を引き締める佐渡山。「優勝するためには、スタートからコースマネジメントをして、しっかりとスコアを作らないといけない。スタートダッシュをかけられるように、最初からスコアをまとめて、自分のペースをつくる」という狙い通りのこの日のプレーは、「今なら優勝を意識したゴルフが展開できるのではないか」と、自信を深める1日となった。もうひとり2位につけた古江はこの年ナショナルチーム入りを果たした俊英の一人。3月には初めて強化合宿に参加し、「ガレス・ジョーンズコーチにチェックをしてもらってからスウィングが安定してきた」と早くも世界トップレベルのコーチングの恩恵を実感しての好スタートとなった。さらに1打差の4位タイには、日本選手最年少で全米女子オープン出場を果たした山口すず夏らがつけるなど、第1ラウンドは実力伯仲の選手たちが前評判通りのプレーで混戦模様となった。

翌日の第2ラウンドは雨の影響もあり、日没サスペンデッドで第3日に競技が終了。
単独首位でスタートした新垣が7バーディ・2ボギーと連日の67をマーク。雨の中でのプレーには苦手意識を持っているという新垣だったが、「絶対にスウィングのリズムを崩さないこと。力まずリラックスをしてボールに向かうこと」だけに集中した結果が実を結んでの通算10アンダーパーに「満足できる内容と結果です」と笑みを浮かべた。
第2ラウンドを終えて、2位の吉本ひかるとは5打差。初優勝に大きく前進した新垣だったが、「このゴルフが最後まで続けば最高ですが、4日間のうちには、どこかで崩れる日があるかもしれない。そのときに慌てず、焦らずにプレーが出来るように気をつけたい」と続けた言葉が、現実のものになるとは、このときの誰もが予想もできないことだった。
首位と6打差の3位タイグループにつけたのは、佐渡山と中学3年生の平木亜莉奈、そして、この後、女子アマチュアゴルフ界の世代交代の立役者となる安田祐香だった。

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