今季2勝を挙げてブレークした木下陵介は奈良県生まれ。会場の琵琶湖カントリーから比較的近いということもあって、木の下に強い応援団がきてくれた。
「奈良県のジュニアの子たちなんです。ラウンドにもついてきてくれて、しっかり応援してもらいました」
1、3番と難しく選手たちが慎重にプレーするホールで木下はバーディを決めた。絶好のスタートだったといっていい。ところが、5、6番と連続ボギーにしてせっかくの好スタートを帳消しにしてしまった。ここで気を取り直させたのが応援団からの「ドンマイ!」という声援だった。これで仕切り直しした木下は続く7番から4バーディを奪って通算11アンダーパーにしてのホール
アウトとしたのだった。
「最終日は、自力で前半から飛ばし、追撃していきます。それがジュニアの子たちへのお返しだと思いますので…」。リストは7打差あるが、それをどこまで追い上げていくことができるか。
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