野仲は、練習ラウンドで練り上げた攻略メモに沿ってティショットを刻む作戦が奏功し、3連続バーディでスタートして-4でホールアウト。山下和宏とともに首位タイに躍り出た。
プレジデンツカップから帰国直後の石川遼は、-2で宮本勝昌、久保谷健一、矢野東らとともに10位タイと好位置につけた。連覇を狙う片山晋呉はイーブンパーの72で21位で第1Rを終えた。
片山は、「狙い通りの展開」という通り、この日-2とスコアを伸ばし、宮本、今野康晴とともに1打差の3位タイにつけ、自身が思い描く優勝ロードを順調に進んでいる。
この日の石川はティショットがフェアウェイを捉えられず、3バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの76とスコアを落とし、通算+2の38位タイへと順位を下げた。なお、この日カットが行われ、通算+5、56位タイの61名が後半のラウンドに駒を進めた。
しかし、その星野を上回るプレーを見せたのが石川。 この日の石川はまさに「石川劇場」が開幕したかのような神がかりなゴルフだった。6番パー5ではティショットをハザードに打ち込みながら5番ウッドを手にした3打目をグリーンに乗せ、バーディ。この他6つのバーディを積み重ね、7バーディ・ノーボギーの65をマークし、星野のコースレコードをその日のうちに塗り替えてみせた。 石川はこれで通算-5で単独首位に立った。石川は、第2回大会で浅見緑蔵が記録した19歳10ヶ月の最年少優勝記録の更新に王手をかけた。
2打差の2位には今野。首位タイスタートの藤田は75とスコアを落とし通算イーブンパーの8位タイ、片山も76と崩れて通算+2の17位タイに後退した。
小田は、8番で左にミスしたティショットが観戦していた夫人に当たりラフに止まり、バーディーを奪うミラクルが起きるなど前半を34で終える。最終組の石川と今野も、後半に入って粘りのプレーを続ける中、小田は後半3連続を含む5バーディ・2ボギーの33でこの日5つスコアを伸ばして、通算-6でホールアウトし、後続を待つ。
石川と今野は、息も詰まる緊張感の中、ともに後半で3つスコアを伸ばし、小田と同スコアでホールアウト。決着はプレーオフに持ち込まれた。このプレーオフは、2ホール目に今野が8メートルのバーディチャンスを外し、石川も4.5メートルのバーディパットがカップを舐めたのに対し、小田が慎重にバーディを決めて決着。小田はツアー初優勝を日本オープンのビッグタイトルで飾った。なお、ローアマチュアは通算+6で藤本佳則が獲得した。