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2010年度（第32回）クィーンシリキットカップアジア太平洋女子アマチュア招待ゴルフチーム選手権

10月の世界女子アマに向けて、試金石となる大事なクィーンシリキットカップに、女子ナショナルチームは3人の初出場選手で臨むことが決定しました。
日本代表は、岩周里紗（東北福祉大学2年）、川岸史果（日本大学高校1年）、城間絵梨（沖学園高校2年）の3名。

【岩周　里紗（東北福祉大学2年）】

今年、悲願の女子ナショナルチームメンバー入りをした岩周里紗。
中部地区の中学校選手権を制するなど早くからその実力が注目されていました。

東北高校進学後も、東北女子アマで3位、日本女子アマでベスト32入りを果たすなど、着実に成長を続けてきました。
昨年、強豪の東北福祉大学に進学すると、東北女子アマで4 位タイ、関東女子学生ベスト8、日本女子アマベスト32、日本女子学生6位タイと安定した成績を残しています。
165センチの身長から放たれるドライバーと、パッティングを得意とする岩周は、チーム最年長として、高校生2 人のチームメイトを鼓舞して、本選手権優勝を狙います。

【川岸　史果（日本大学高校1年）】

2007年の全国中学校ゴルフ選手権春季大会を初出場で制し、昨年の全国中学校ゴルフ選手権夏季大会も優勝して注目を集めた川岸史果は、今年ナショナルチームメンバーとなり、クィーンシリキットカップの代表に抜擢されました。

今年、高校に進学した川岸の魅力は、飛距離。
得意のドライバーショットは平均260ヤードと同年代の中でもトップクラスを誇ります。
プロフェッショナルゴルファーの両親のDNA を受け継いだ期待の大器が、日本代表として初めて臨むクィーンシリキット。1987年大会（フィリピン）では、母親の喜多麻子が本選手権の代表として出場し、日本チーム優勝に貢献しています。ナショナルチーム初となる親子2世代の国際競技出場となる川岸のプレーに注目が集まります。

【城間　絵梨（沖学園高校2年）】

昨年、チームジャパン・ジュニアメンバーとして、体力強化に取り組んできた城間絵梨。
今年、念願のナショナルチームメンバーに選考され、クィーンシリキットカップ代表の座を射止めました。

昨年は、日本代表として世界ジュニアに出場したものの、17位タイと不本意な成績に終わりました。クィーンシリキットカップには初出場となりますが、世界を舞台に昨年の雪辱を期したいところです。城間の武器は、270 ヤードを誇るドライバーショット。爆発力を秘めた積極的なプレーが身上の城間の活躍が期待されます。

クィーンシリキットカップとは

タイ国の女子アマチュアゴルフ協会が主催するアジア太平洋地区唯一で最大級の女子公式団体戦。ゴルフを通じて同地区の友好を深めるとともに、スポーツマンシップの促進、女子ゴルフの普及及び発展を目的に1979年から毎年、アジア各国で開催されています。

大会名称となっている「クィーンシリキットカップ」の由来は、同協会が第1回選手権をバンコクのナバタニ・ゴルフコースで開催するにあたり、大会主旨に賛同されたタイ国のシリキット女王から優勝杯を寄贈されたことによるものです。

これまでの大会結果を振り返ると、韓国が最多の11回の優勝を数え、それに続きオーストラリアが8回本選手権を制しています。日本は、過去6回の優勝を果たしていますが、近年では、2002年大会以来優勝から遠ざかっております。

クィーンシリキットカップには過去、カリー・ウェブ（オーストラリア）やヤニ・ツェン（チャイニーズタイペイ）などUSLPGA ツアーで活躍を続けている選手がアマチュア時代に出場しているほか、日本代表選手として、服部道子や福嶋晃子、大山志保、古閑美保、宮里藍、諸見里しのぶ、宮里美香など女子プロゴルファーで活躍している多くの選手が名を連ねています

Hamilton GCの特徴

会場のHamilton GC は、1913 年に開場し、これまでにプロトーナメントも開催されているニュージーランドを代表するコースのひとつです。
コースは全体的にフラットですが、ホールをセパレートしている木々は高く、グリーン周りのガードバンカーが戦略性を高めています。また、グリーン面も大きく、好スコアには的確なショットと高いパッティング技術が必要となる難コースです。