JGA 日本ゴルフ協会【2022年度(第87回)日本オープンゴルフ選手権競技】2020年大会ハイライト

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2021年大会ハイライト

2021年度（第86回）日本オープンゴルフ選手権競技
2021年10月14日〜10月17日　琵琶湖カントリー倶楽部　参加者数：120名　アマチュア：15名

大会最少ストロークを更新する8アンダーパーをマークした岩田寛が単独首位


岩田寛		石坂友宏

2021年度（第86回）日本オープンゴルフ選手権は滋賀県栗東市の琵琶湖カントリー倶楽部琵琶湖・三上コースでの開催。快晴微風の絶好のコンディションでスタートした第1ラウンドは、好スコアが続出。その中で、岩田寛がパー71の18ホール最少ストロークを更新する63でホールアウト。8アンダーパーで単独首位に立った。1打差の2位には石坂友宏、さらに1打差の3位に2014年、2017年に本選手権を制した池田勇太が続く。連覇で本選手権3勝目を狙う稲森佑貴は2アンダーパーで36位タイ。世界アマチュアゴルフランキング1位の選手に授与されるマコーマックメダルの日本選手2人目の受賞者となった中島啓太は1アンダーパーの46位タイとやや出遅れた。

通算11アンダーパーで池田勇太とS・ノリスが首位に並ぶ



池田勇太		S・ノリス

好天に恵まれている琵琶湖カントリー倶楽部。第2ラウンドも各選手は積極的なプレーでスコアを伸ばしていく。3位スタートの池田は、ギャラリーの声援を背に好調なショットを披露。この日6バーディ・1ボギーと5つスコアを伸ばして通算11アンダーパーでリーダーボードの頂点に立った。その池田と並走したのが、2018年から3年連続2位とあと一歩で体感を逃してきたS・ノリス。ノリスは池田を上回る8バーディ・1ボギーの7アンダーパーでホールアウト。虎視眈々と4度目の正直に向けて、首位タイとなった。1打差の2位タイには岩田寛、香妻陣一郎、歴代優勝者の小平智が続いている。なお、この日カットが行われ、通算イーブンパーの60位タイ、72名が後半のラウンド進出を決めた。カットラインスコアは、パー71のセッティングでの大会最少カットストロークを1打更新するハイレベルな争いとなった。

連日の64をマークしたS・ノリスが通算18アンダーパーで独走態勢を築く



S・ノリス		小平智

首位タイの池田勇太とS・ノリスのムービングデーは、明暗が分かれた。池田は、出だしから足踏みが続くもどかしい展開。10番を終えて2つスコアを伸ばしたが、13番のボギーに続き、15番ではよもやのダブルボギー。最終18番のバーディで溜飲を下げたが、この日はイーブンパーに終わり、4位タイと順位を落として、本選手権3勝目が遠のいた。一方のノリスは5番からの4連続バーディなど7バーディ・ノーボギーと完璧なプレーで通算18アンダーパーにスコアを伸ばして、初優勝に大きく前進した。5打差の2位には小平智、さらに1打差の通算12アンダーパー3位に稲森佑貴と歴代優勝者が続いている。

S・ノリスが通算19アンダーパーで本選手権初優勝。米澤蓮がローアマチュアを獲得

優勝のS・ノリスとローアマの米澤蓮

昨日までの好天から一転、昨夜から振り始めた雨が残る中でスタートした最終ラウンド。気温16度と肌寒さを感じる中でのナショナルオープン優勝杯を巡る争いは、波乱のスタートになった。最終組でプレーする首位のS・ノリスと2位の小平智との差は5打。緊張感あふれる中でのスタートホール。小平がティーショットを左にミス、さらにバンカーに打ち込むなど5オン・2パットのトリプルボギー。続く2番でも4パットのよもやのミスでダブルボギーと労せずしてリードを広げたノリスは、スキを見せないプレーでホールを重ねていく。ノリスは7番でボギーを叩いたものの、12、15番でバーディを奪い、この日１つスコアを伸ばしてホールアウト。通算19アンダーパーの大会最少スコアで本選手権初優勝を果たした。4打差の2位には、この日4アンダーパーをマークした池田勇太、さらに4打差の3位タイに高山忠洋、T・クロンパ、木下稜介が入賞。通算2アンダーパーで全体の38位タイとなった米澤蓮が初のローアマチュアを獲得した。