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競技報告
【またも上がり3ホールでスコアを落とし岩周は+2の個人20位タイ】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
「このまま帰ったら、この経験が無駄になる。せめてナショナルチームの次に繋がるプレーを…」と、悲壮感すら感じさせる面持ちでスタートした岩周里紗。終始、極度のプレッシャーとパッティングへの不安と戦いながらの18ホールとなった。

1番で1mのバーディチャンスを外して「どこかであぁやっぱり…と思いました」と、その不安な真情を吐露した岩周だが、続く2番で1.2mの下りを沈めて持ち直すと、ここまでチームを1人で牽引してきた城間の負担を少しでも減らそうと、そこから気迫のプレーで8番までパーセーブを続ける。9番487ヤードのパー5で、残り210ヤードのセカンドショットをユーティリティーでグリーン右のバン
カーに打ち込むも、これを1mに寄せて念願のバーディを奪い、1アンダーパーでバック9に入った。

続く10番でティショットがフェアウェイセンターのこぶに当たり、ラフに突っ込む不運からボギーとしたが、「プレッシャーで本当に苦しくて、苦しくて、でも最後まで絶対諦めないでプレーしようと思って、この10番で止まりそうな流れも、集中し直しました」と、11番・13番で2mのバーディパットをねじ込んで1アンダーパーのまま最終上がりの3ホールへ。

昨日ダブルボギーとしてスコアを落とした16番。「今日は絶対アンダーパーで回らなきゃと思っていたし、大事な残り5ホールでもっと伸ばしたかったのですが…」と話すも、どこかで昨日の悪夢がよぎったのだろうか。ユーティリティーで放ったティショットは左のバンカーに捕まり、邪魔する木を避けてフェアウェイに出す安全策をとった。そこから残り95ヤードを52°でピン奥6mに乗せるが、自信を持って打てたパットが入らずまたもダブルボギー。これで力尽きたのか「距離感以前に、どうやってパッティングをしたらよいかわからなくなってしまいました」と、2日間ボギーにしている苦手な17番では、ピンの右15mから「何が起きたのかわからない内に」強く入ったファーストパットは、グリーンを7mもオーバー。3パットのボギーで万事休した。

「短いコースだったので、どんなに調子が悪くても思ったところに打てていればアンダーが出るはずなのに、一日もアンダーが出せなかったことが本当に悔しいです。でも、練習ラウンドで、自分の状況やコースの状態をもっとシビアに把握していれば、こんな結果にはならなかったかも知れない、どこか甘く見ていた部分があったのかも…と思います。 残り5ホールで、毎回同じところでスコアを落としてしまって、自分の心の弱さとスキルのなさを痛感しました。後半で崩れるということは、体力もまだまだ強化が足りないし…」と、自分への叱咤と涙がとめどなくあふれ続けた。

それでも、「日本代表の重責、コースのプレッシャー、経験したことのない色々な状況下でプレーする難しさを思い知らされました。過去最低順位としてしまったチームのリーダーとして、本当に不甲斐ないです…この経験は絶対に忘れません」と締めくくり、自責という名の大きな負荷を自らに課して、明日からの日々を過ごすことを選んだ岩周。

彼女が自らを赦せる日が来た時、その負荷ゆえに誰よりも大きく強く飛躍してくれることであろう。

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