2011年度(第76回)日本オープンゴルフ選手権競技
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大会のみどころ ドラマ多き鷹之台カンツリー倶楽部で今年は誰がナショナルオープン覇者に・塩原 義雄(JGAオフィシャルライター)
舞台は4度目の日本オープン開催となる鷹之台カンツリー倶楽部
コース内に一歩足を踏み入れた時、その緑豊かで落ち着いたたたずまいに一瞬心が静まる思いに駆られるだろう。ティーインググラウンド後方からグリーン方向に視線を向ければ、意外なほどの広やかな空間が心を解放してくれる。しかし、そこで実際にクラブを手にし、ショットを打ち出していくとなると、どうかターゲットに飛んでいってくれと祈りたくなる。
広やかな空間とは裏腹に、ターゲットは狭く、絞り込まれている。刈り高80~100ミリのラフで複雑にラインどりされたフェアウェイ。どこに、どんな弾道で打ち出して、どこに止めるか。フラットな地形であるだけに、フェアウェイの形状がしっかり俯瞰図となってイメージできていないと決断に苦しむことになる。
金庚泰 日本オープン仕様となった鷹之台カンツリー倶楽部。1932年6月鷹之台ゴルフ倶楽部として開場した。その後戦争により閉鎖されたが、1954年5月、井上誠一氏の設計で社団法人鷹之台カンツリー倶楽部として再開場した。日本オープンの舞台となるのは、今年で4回目だ。
これまで1958(昭和33)年には中村寅吉、1961(昭和36)年は細石憲二、2000(平成12)年は尾崎直道が優勝している。細石は5選手によるプレーオフを制しての優勝で、夕闇が迫る中にスタートしていった選手たちは、最後には自動車のライトの中での決着で、今でも「夕闇のプレーオフ」として語り継がれている。尾崎直道は、前年に続いての大会連覇であった。今年は、どんなドラマが展開されるのであろうか。
金庚泰が狙う連覇と阻止を図る勢力

優勝候補の筆頭に名前を挙げなければならないのは金庚泰であろう。
ディフェンディングチャンピオンとしての大会である。これまでアマチュアとして2回、そしてプロとして1回の、計3度の日本オープン出場経験がある。
「プロになって日本ツアーで戦いたい」という気にさせられたのが、日本アマ優勝で出場権が与えられた日本オープンだったという。最初はタフなコースセッティングに驚き、2度目の出場では「こういう環境の中でゴルフをしたい」と決意を新たにした。

念願叶ってプロとして初出場したのが昨年大会だった。4打差を追ってスタートした最終ラウンドにコースレコードの64をマークしての大逆転優勝は、まだ記憶に新しい。

「日本オープンのコースセッティングは、難しいけど好き。自分のゴルフに向いていると思う」

インタビューでも、そう語っていた。テクニカル、メンタル両面で総合力が求められ、試される日本オープン。9月のANA全日空オープンを終えた時点のデータも、金庚泰が優勝候補の筆頭であることを物語る。平均ストロークが69.09で1位であるのをはじめ、パーキープ率も1位。平均パット数とパーオン率、バーディ率が2位。さらにトータルドライビング(飛距離とフェアウェイキープ率の合計ポイント)でも8位に入っている。不安材料があるとすれば、昨年日本ツアー賞金王になったことで世界のメジャー大会はじめ、WGC競技、USPGAツアー競技、韓国ツアーととびまわることになったハードスケジュールからくる体調だけかもしれない。

金庚泰の連覇を阻むのは誰か
連覇を阻むのはだれであろうか。昨年、最終ラウンドの同組対決で後塵を拝した石川遼。今年は雪辱の思い、人一倍であろう。さらに最終ラウンドに逆転を許した藤田寛之も悲願の初優勝に向けて精度の高いショット、安定したパッティングを武器に鷹之台に挑む。
昨年最終ラウンド最終ホールで勝負をかけたグリーンでまさかの4パットを演じた武藤俊憲は、口惜しさを忘れてはいない。トータルドライビング2位。今年も持ち前の飛距離と方向性のバランスはツアー屈指であることをデータが証明している。復調の気配濃厚となっている片山晋呉は、密かに大会3度目の優勝で完全復活宣言を狙っている。池田勇太は、「なぜか相性が悪い」という日本オープンを感性豊かなゴルフで克服できるか。日本プロゴルフ選手権でツアー初優勝し、シーズン前半の主役を果たした河井博大は、日本オープンも制して“ダブル日本”タイトル獲得となるのか。ツアー初優勝といえば、小林正則、諸藤将次のパワーゴルフが難コースでどう展開されるのかも興味深い。

誰もが手にしたがるナショナルオープン覇者の座。たったひとつの座を目指して這い上がってくるのは、誰なのだろう。

池田勇太・石川遼・谷口徹
藤田寛之 河井博大 松山英樹
注目のアマチュア選手たち
アマチュア選手にも注目したい。昨年優勝争いにからみ、3位となった松山英樹。今春のマスターズでも日本人初のローアマチュアを獲得し、表彰式に臨んだ。さらに日本アマではメダリスト、日本学生選手権優勝と圧倒的な強さを見せると、シンガポールで開催されたアジアアマチュアゴルフ選手権で逆転で大会2連覇を達成し、翌年のマスターズ出場権をいち早く手中に収めた。松山は世界が注目するアマチュアゴルファーとして着実に成長し、実績を積み上げている。
この松山をはじめ、今年は例年にも増してアマチュアのレベルが高い。昨年の日本学生に続いて今年の日本アマを制して史上11人目となる両タイトル獲得となった櫻井勝之。その櫻井に日本アマ決勝で惜敗しランナーアップとなった藤本佳則。日本アマでは2回戦で松山を下し、ベスト4まで進んだ古田幸希、さらに石川遼の後輩で杉並学院高3年の浅地洋佑、同1年の伊藤誠道、日本ジュニア優勝の川村昌弘らローアマチュア候補が目白押しだ。それどころか、今年もまた、この中から優勝争いにさえ加わる選手が現れそうだ。
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