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競技報告
【ミスからスコアを落とした香妻と富村】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
香妻陣一朗
富村真治
チーム戦を制するために大切なことは2つある。ひとつはエースと呼ばれるプレーヤーがその名に値するプレーをしてビッグスコアをマークすること。しかし、エースとは言え、毎日ビッグスコアを望むことは出来ない。もうひとつ、最も大切なことは採用スコアとなる最後の競技者が、どれだけスコアをまとめることが出来るかだ。今日の日本男子チームは、松山と小袋が活躍しただけに、残り1人のスコアが順位を大きく左右した。そして、採用スコアと不採用スコアは、チーム最年少とチーム最年長が明暗を分けることになった。

最後の採用スコアとなったのは、チーム最年少の香妻陣一朗だった。強雨の中、4番で得意のショートゲームからバーディ
香妻陣一朗
勝俣キャプテンと富村
チャンスを掴んだ香妻は、1メートルのバーディパットをなんなく決めて、好スタートを切る。しかし、直後の5番で昨日から散見されていたドライバーショットのミスからピンチを招く。2打目は右の林からフェアウェイに出すだけ。それでも3打目をグリーン左脇に運び、アプローチはホール手前2メートルに寄せた。無難にパーセーブを見せるかと思われた香妻だったが、このパットを外してしまい、よもやのボギーを叩いてしまう。このホール移行は「チャンスは5~6回はあった。でも、全くパットが決まらなくて…」という、もどかしい展開のままパーを積み重ねる。

そして迎えた16番。香妻は、再びティーショットをミス。このミスショットが折からの突風に運ばれて右OBゾーンに消えていった。4メートルのパットは必死に決めたが、このホールをダブルボギーとしてしまった。1バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの74。2オーバーパーのプレーは、韓国に3打差をつけて首位に立つ貴重なものだった。

しかし、香妻本人は到底納得が出来る内容ではない。「パープレーでホールアウトできたはずなのに…」口をつくのは、後悔の言葉。天候の回復が見込まれる明日は、「今日、チャンスで外したパットは全部入れたい」。唇を噛み締めながら、明日の巻き返しを誓う。初の国際競技に「第1ラウンドで自分がどれだけ出来るか。上手くいけば、波に乗れる」と話していたが、この躓きを明日への糧に変えて、韓国との差を広げるキーマンになりたいところだ。

一方、不採用スコアとなったのは、チーム最年長の富村真治。「昨年大会のリベンジをしたい」と強い気持ちを見せていた富村。それが気負いとなったわけではないが、今日の富村は、らしからぬミスからスコアを落としてしまった。4番まではスコアカード通りのプレーで無難なスタートを切っていたが、5番(パー5)の「メートル表示とヤード表示を勘違いして」3打目をグリーンオーバーさせて、球はOBゾーンに消えていった。このホールでトリプルボギーを叩いた富村は、後半も4つスコアを落とし、ノーバーディ・2ボギー・1ダブルボギー・1トリプルボギーの79に終わった。

「弁解の余地はありません。本当にバカなミスです」と肩を落とす富村。しかし、明日への光明がなかったわけではない。「今日、なぜかパットのタッチも弱くて…強く打てない自分がいて。でも後半厳しいパーパットを何度か決めることが出来たし、ショットも悪いところはわかっているので」と、このままでは終わらせない。富村としてのリベンジのチャンスは、残り2日。的確な状況判断と冷静なプレーが身上の富村だが、「もう、いくしかありません。スコアを出すだけです」と、自らのプレースタイルをかなぐり捨てて、残されたチャンスをものにするつもりだ。

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