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競技報告
【エースの鬼頭と堀は、ともに課題が残る最終ラウンドに】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
鬼頭桜
堀琴音
鬼頭桜と堀琴音の高校生2人は、最終ラウンドでそれぞれの課題が露になった。

鬼頭は、4番で4メートル、5番でも5メートルの下りスライスラインを沈めて連続バーディ。「あの連続バーディで、距離が短い6番、パー5の7番もバーディが計算できるホールなので、5連続バーディまでいけるかと」意気込んだが、課題のショートゲームがその目論見を霧散させる。

6番では1メートル、7番も40ヤードの3打目を寄せきれずパーに終わる。8番こそ2メートルのバーディを決めたが、9番で再びアプローチのミスからボギーとして「悪い流れになってしまった」と悔やむ。10番ではティーショットを左に曲げて、連続ボギー。12番で取
鬼頭桜
堀琴音
り戻すが、13番(パー3)では、「風向きが読みきれなくて迷いが出てしまった」というティーショットがショート。アプローチも寄せきれず3パットのダブルボギーを叩いてしまった。

そのショックからか、続く14番も3パットのミス。17番でカラーから3メートルをねじ込んだが、4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの出入りの激しいゴルフで最終ラウンドはイーブンパーに終わった。日本選手の中では圧倒的な飛距離を誇るティーショットは、韓国とチャイニーズタイペイの選手を凌駕している。しかし、「アイアンショットの縦の距離感が合わない」とため息を漏らすように、100ヤード以内のショートゲームでは、技術力の差をまざまざと見せつけられた。このネイバーズでは、自分の技術力を測る物差しを提示されたといえる。「やはり、世界を相手にするには、もっとショートゲームの精度を高めないと」その課題は、鬼頭自身も身にしみている。

一方の堀は、最終ラウンドもパッティングに苦しめられた。「ショットの調子はいいんです」と言うとおり、ピンチも少なく淡々とパーをセーブできる。しかし、勝負どころのパットが入らなければ、ストレスが溜まる一方だ。9番で4メートル、17番は5メートルのパーパットを外してボギーとした堀が奪ったバーディは14番のひとつのみ。それも95ヤードの2打目をあわやチップイン・イーグルかと思わせる最高のショットからだった。

堀が3日間で叩いたボギーは7つ。それに対して奪ったバーディは3つ。ステディなプレーは高い評価を与えられるが、それは慰めでしかないのかもしれない。堀は、全選手がホールアウトしたあと、チームメイトたちが食事を摂っている間も、一人グリーンでパット練習を続けていた。

「自分が2日間アンダーパーを出せず、不採用スコアになったことが…」自分のプレースタイルでチームに貢献できなかったことの悔しさに唇を噛む堀。自分のプレーが出来なかったことの悔しさは計り知れないものがあるだろう。自分本来のプレーで出来れば、チームに貢献できるという思いも間違いではない。それは、松山英樹も感じていた。松山は、昨年大会でチームの中での自分の役割を悩み抜いて、そう思い至った。そして、松山はこの1年の成長と実績で、「自分のプレーをそのまま活かすことがチームに繋がる」というエースの座を勝ち取った。

このネイバーズで堀はエースにはなれなかった。「世界女子アマにも出たい」という堀が、次に日本代表として国際競技に出場したときにエースとしての役割を担い、自身のプレーに執着するには、堀が自分自身で周囲にそれを認めさせる結果を出すという困難な道を歩まなければならない。堀は茨の道を選んだ。

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