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Championship Reports
競技報告
【中島は冷静なプレーで初出場初優勝のチャンスをつかめるか】
第5日 競技報告:三田村昌鳳 写真:Y.Watanabe
午前の準々決勝で、IMGゴルフアカデミー所属の大西魁斗を3and2で破った中島啓太。「ともかく予選を通過してマッチ進出できれば……」というのが、日本アマ初出場の目標だった。ところが、グイグイと勝ち残って、準決勝でも坂本雄介を3and2で下し、決勝進出を果たした。加須市立大利根中学校3年生、2000年6月24日生まれだから、15歳になったばかりである。近年では、2009年大会で決勝に進出しランナーアップになった伊藤誠道以来の中学生選手である。

中島が準決勝まで辿り着く対戦の中で、メダリストの阿久津未来也との3回戦を勝ち抜けたことが大きな自信に繋がったのかも知れない。その勢いに乗って、準々決
勝で対戦した大西を破った。大西は「彼は、とてもメンタルが安定していますね」慌てず騒がず淡々とプレーする。中島と対戦した阿久津未来也も「ほんとに中学生?という感じでした」と恐るべしスーパー中学生を印象づけた。

準決勝の対戦相手は、友だちづきあいもあり、一緒に練習やプレーをしている坂本雄介だ。お互いに手の内は熟知している仲で、準決勝の対戦相手と決まったときも、複雑な気持ちだったという。試合を振り返ると、まず中島が1番を獲った。そして3番、更に6番を奪い3up。坂本が7番を獲り返してもすかさず8番を獲り返す。3upで後半に向かった。「前半は自分のペースを守れてプレーできていたと思います」と、コメントも冷静に語る。10番も奪い4up。ところが11、12番と坂本に獲られて2upに縮まる。さらに14番でも奪われ、気がつけば1upまで追い込まれた。

「いちばん辛かったのが、この11から14番ですね」と自分のペースをかき乱された時間を語る。特に「12番では、自分のミスと相手のいいプレーで負けて……」と反省する。1upで迎えた15番、パー5。ともに2メートル強の距離のバーディパットだった。「勝負の分かれ目は、ここで坂本君がバーディを逃し、僕が入れることができたことだと思います」2up。その後、16番を分け、17番のドーミーホールもわけて、3and2で決勝進出を勝ち取った。

対戦した坂本は「今週はいい状態で、悪くないゴルフをしていました。準々決勝までは前半3up、4upとリードしていたので、自分はリードしているほうがやりやすい。準決勝では逆になってしまって、中島君が3upで、そういう試合展開が初めてだったので、攻めないといけないとちょっと焦りが出てしまったかも。自分らしいゴルフができなかったです。今日は悔いもありますが、反省することもあったので、やることをやっていきたい」と悔しさと達成感が入り混じった表情だった。坂本は、日本アマは2013年(予選落ち)以来、2度目の出場。そして中島は、昨年 、篠優希のキャディとして参加したけれど、選手としては初めての出場である。中島は、聞けば、とてもストイックな子だという。練習も熱心だし、口数は少ないけれど、人間的にも中学生とは思えないという印象が際立つ。第100回大会で、初出場、史上最年少、初タイトルというチャンスが中島啓太にはある。

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