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Championship Reports
競技報告
【昨年のリベンジがかかる吉本ひかるだが「こだわらず自分のプレーに集中」】
第3日 競技報告:JGA 写真:Y.Watanabe
2位につけながら首位をひた走る新垣とは5打差。ひとつでもその差を縮めておきたい吉本ひかる(れいせんGC)の第3ラウンドは、「自分でも気が付かない内に、力が入っていたのかも」と3番(パー3)で5番ウッドのティーショットを左のバンカーに打ち込みボギーが先行。最終組でともにプレーをしている新垣も昨日までの好調さは消え失せ、必死にパーをキープする展開に、吉本の気持ちは逸るばかりだったのかもしれない。

「とにかくアイアンショットでリズムもタイミングも合わなくて」アプローチでピンチを凌ぐうちに迎えた6番(パー5)で、ようやく110ヤードの3打目を9番アイアンで2メートルにつけてバウンスバック。このバ
ーディでリズムを取り戻し、8番(パー3)では8番アイアンのティーショットがピンを刺し、1メートル。前半で1つスコアを伸ばした吉本は、足踏みを続ける目の前のライバルの追撃体制に入るかと思われた。

しかし、今度は「力みを消そうとし考えていたのが、逆に緩みにつながってしまった」と後半も中々チャンスが訪れない。ようやく15番で3メートルのバーディパットを決めたが、17番でバーディパットを外すと、最終ホールでは「上り傾斜の3メートル。それをショートしてしまいました」と悔しさが残るパーに終わり、新垣との差を詰めきれずに明日の最終ラウンドを迎えることになった。

4打差を追う最後の日本女子アマ。「最初にリズムをつかめれば、チャンスが出来るかと思います。最低でも2桁のアンダーパーにはのせたい」と逆転への希望は捨てていないが、過度の意気込みは感じられない柔和な表情が印象に残る。

昨年大会の吉本は、LPGAステップ・アップ・ツアーでアマチュア優勝を果たした勢いのまま、初優勝に向けてひた走っていた。しかし、最終ラウンドの一つのミスから日本女子アマチュアゴルファー日本一のタイトルは、指の間をすり抜けていってしまった。

1年が経過した今も、もちろんその時に流した涙を忘れてはいない。しかし、首位と4打差の3位タイとリベンジが狙える順位で最終ラウンドに臨むことが決まっても、「優勝はしたいです。でも、それに拘らずに自分のプレーに集中したい。最後の日本女子アマですから、悔いが残らないように」と、冷静に明日を見据えることが出来る。1年という時間は、吉本にそれだけの心の成長を促してくれた。

最後の18ホール。吉本が一片の悔いも残さないプレーをしてくれることを願いたい。

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