2019年度(第29回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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  青木功に並ぶ大会4連覇に挑むプラヤド・マークセン。偉業達成は、生易しい道のりではなさそうだ。今年のシニアツアーは、例年と違う様相を呈している。熊本・阿蘇シニアオープンまでの6戦を振り返ると、優勝者が全て異なっている。しかも、その中に5 試合に出場したマークセンの名前は見当たらなかった。この流れは、群雄割拠のシニア戦国時代を思わせる。シニアルーキーの参戦が、激戦に輪をかける。開幕戦で手嶋多一がデビュー戦を初優勝で飾り、新時代の到来を高らかに告げた。深堀圭一郎、丸山茂樹、桑原克典…レギュラーツアーで活躍してきた選手たちが、第2の戦いの場に繰り出してくる。出場6 試合目。ファンケルクラシックで、マークセンは、ようやく勝ち名乗りを挙げた。これで、絶対王者は覚醒したのか。日本シニアオープンは、みどころ満載で開幕する。


絶対王者が目を覚ました
今シーズンのマークセンは、なかなか調子が上がってこなかった。自身の開幕戦となったノジマチャンピオンカップ箱根シニア( シニアツアー第2戦)は23位タイ。台湾の林口で行われた富邦仰徳シニア盃では、第1ラウンドで64をマークして飛び出すも、第2ラウンドに76と崩れて結局8位に終わった。5月のすまいーだカップは3位タイ、6月のスターツシニアは、最終ラウンドを首位でスタートしたものの倉本昌弘、谷口徹に抜かれて3位タイ、そして熊本・阿蘇シニアオープンは9位タイ。
忙しすぎた。マークセンの舞台は、日本のシニアツアーだけではない。レギュラーツアーにも出場し、さらに、世界のシニアメジャー大会にも乗り込んでいく。5月の全米プロシニアゴルフ選手権。最終ラウンドに79と大崩れして52位タイに沈んだ。6月は全米シニアオープン。ここでは4日間通算2 オーバーパーで38 位タイだった。さらに7月の全英シニアオープンは46位タイ。昨シーズンまでの絶対的な強さは、すっかり影を潜めてしまっていた。「休みの日にもプレーをしている」という根っからのゴルフ好きも、あまりのハードスケジュールに集中が続かなかったのだろう。全英シニアオープン後に短い休暇を挟んで臨んだのがディフェンディングチャンピオンとして出場したファンケルクラシックだった。ここで、ようやくシーズン初優勝を果たした。2年連続プレーオフを制しての大会連覇であった。

 
 
史上二人目の大会4連覇がかかる日本シニアオープン
日本シニアオープンの昨年大会では、谷口徹がシニアデビューを果たした。第2ラウンドには、ベストスコアの66をマークして首位に躍り出た。レギュラーツアーの日本プロゴルフ選手権を制して乗り込んできたシニアツアー。現役プレーヤーの強さを誇示するかのような際立ったパフォーマンスであった。その谷口の前に立ちふさがったのがマークセンだった。第3ラウンドに首位に4打差の5位でスタートすると、難しいコンディションに上位陣が伸び悩み、スコアを落とす中で、着実にスコアを伸ばしていった。前半を1アンダーパーでバックナインにターンすると10、15、16番とバーディを重ねて67でホールアウト。通算4アンダーパーとして後続に3打差をつけての単独首位に躍り出た。雨の中のプレーとなった最終ラウンドも前半で2つスコアを伸ばして独走態勢を築いた。後半も、後続につけ入る隙を見せることなく通算5アンダーパーで2位の谷口に5打差をつけて史上3人目の大会3連覇を達成した。マークセンは、ただ一人のアンダーパーでのホールアウトだった。
谷口徹
 
 
倉本昌弘、溝口英二 3連覇阻止に燃える選手たち
手嶋多一、秋葉真一、溝口英二、山添昌良、倉本昌弘、G・マイヤー。第6戦までの優勝者である。ここに第2戦から参戦していたマークセンの名前はなかった。第5 戦では首位で最終ラウンドを迎える必勝パターンだったが、64をマークした倉本の脅威の追い上げ、さらに谷口徹の追撃に屈し、両者のプレーオフに加われずに敗れている。勝ちパターンに入った時の圧倒的な強さに陰りを見せた1戦であったといえるかもしれない。
開幕戦を制してデビュー戦初優勝を果たした手嶋に続いて第2戦では、同じシニアルーキーの桑原克典が優勝争いに加わり、1打差の2位と気を吐いた。深堀、丸山の参戦で、ルーキーの顔ぶれも豪華で強力な布陣となった。マークセンは、そんな包囲網を蹴散らして青木と並ぶ大会4連覇に突き進めるのか。
手嶋と深堀には、共通の思いがある。それは、ともに日本オープンの歴代チャンピオンのひとりであり、日本シニアオープンのタイトルもその手につかみたいとの思いである。両オープンのチャンピオンズディナーの席についているのは、青木功と中嶋常幸の2人だけである。日本シニアオープンでも同じテーブルにつくのが、どれほど栄誉なことか。昨年大会から出場している谷口、伊澤利光も思いは同じであろう。そうした思いの強さが、タイトル獲得への強い原動力になる。谷口には、さらに昨年大会の雪辱を期す思いが積み上げられる。
好調な選手としては、溝口英二と加瀬秀樹の名前も挙げておきたい。溝口は第3戦の富邦仰徳シニア盃で崎山武志をプレーオフでくだした後、7月の後援競技・関文グループ鴻巣シニアオープンでも優勝して好調さを維持している。また飛ばし屋の加瀬も8月の後援競技・UNITEXプロアマを制して調子の良さを強くアピールしてみせた。マークセン包囲網は、確実に輪を狭めている。
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