2022年度(第55回)日本女子オープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
NHKで全国生中継予定
Twitter Facebook YouTube Instagram
Championship Reports
競技報告
【上田流の難コースへの対処方法】
第2日 競技報告:塩原義雄    写真:Y.Watanabe / Y. Kawatani
1番ホールからのスタートで10番ホールまでは3バーディ・1ボギー。上田桃子は、通算2アンダーパーまでスコアを伸ばして、完全にトップグループ入りしていた。しかし、12番からの4ホールで3ボギーを叩くことになる。まさかの池に打ち込んだミスが急下降への入り口だった。パー5の12番ホール。ウェッジでピンを狙った第3打は、グリーンをヒットしたものの、スピンがかからずに転がり、なんと、グリーンを転がり落ちていった。刈り込んだ下り斜面。転がったボールは止まらず、加速するように池に転がり込んでしまった。

上田は、呆然と転がり落ちていくボールを見ていた。これでボギー。14番、15番でもボギーを重ねることに
なるのだが、気落ちしていたわけではない。ラウンドしながらスコアボードで確認していて、不思議に思い、どうしたことだろう…と考えていたことがあった。

「ショットメーカーといわれる選手たちが、次々にスコアを崩し、落としていく。何かある。それが、いつ自分に巡ってきてもおかしくない。本当に何が起こるかわからないほど難しいコースとセッティングだから」

自分の前後の組の選手たちの流れも、冷静につかんでいた。「みんなボギーを打ち始めたなぁ…」
そして、自分に言い聞かせる。「池に入れたぐらいで、くじけてはいられないぞ」

上田には、メジャータイトルへの渇望がある。どうしてもつかみたい公式戦優勝。なぜ勝てないのか。ヒントを求めてネットをチェックすると、タイガー・ウッズのこんな話しがあった。

「優勝する前にやっておかなければならないことがある。それは、最終ラウンドに優勝するためには、第3ラウンドに優勝を狙える位置に自分を立たせること。そこから最終ラウンドに向かう」

明日が終わったとき、その場所に自分を置くためには、そこに近づけるべく第2ラウンドをまとめておく必要がある。3ボギーの後の上田は16番、18番をバーディにして、2日連続の72でプレーを終えた。「最後まで集中を切らさず、やりたいこと、できること、やってはいけないことのメリハリもつけられた1日でした。スコアはかなり上下しましたけど、納得すべき18ホールになりました」

先週の土曜日に頸椎を痛めていた。今週もコース入りはしても練習ラウンドはできなかった。病院通いで治療にあたる。痛み止め注射をうってもらい、それでも仰向けになって寝ることはできない。うつ伏せ状態で浅い眠りで我慢するしかない。

「これって、日本女子オープンのゴルフと同じでしょ。ゴルフも私生活もやれることをやるしかないですよ。そこに答えが待っていると信じていきましょう」
上田は、めげない。次へ次へと、前を見続けている。

その他の記事はこちら
戻る
  • ハンディキャップインデックス査定システム J-sysとは
  • JGA個人会員募集
  • 世界アマチュアゴルフランキング
  • JGA主催オープン競技ロゴダウンロード
  • クリーンなスポーツを守るアンチ・ドーピング JADA
  • アスリートの盗撮・写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿は卑劣な行動です。
  • JOCオリンピック選手強化寄付プログラム
  • 日本ゴルフサミット会議
  • 経済構造実態調査