首位と6打差6位タイで第1ラウンドを終えた杉浦悠太。第2ラウンドも厳しい天候の中でのプレーでも終始安定したプレーを見せて5バーディを奪取する万全のプレーを見せた。2日続けての67をマークしての通算10アンダーパーは、福住修がスコアを落としたこともあり、2位に1打差ながら単独首位へと杉浦を押し上げた。
「今日は、良かったと思います」開口一番、そう語る杉浦だが、満面の笑みとは見えない。「昨日はバーティが7つで、今日が5バーディ。2個少ないのは、パッティングかなと思う」と、今日のプレーを振り返る。スタート時には暴風とも言える風が吹き荒れた大山ゴルフクラブ。その中で、「最初2ホールは風がすごくて
、正直どうなるのかなと思いましたが、体で感じる風と球に影響が出る風が違うので。ドライバーショットで風がどれくらい強いのかを感じられて確認も出来て。楽しく出来ました」と、数多くの国際競技で揉まれてきた経験を活かしたショットの安定感は他の追随を許さなかった。しかし、前半で1バーディに終わったのは、まさにパッティングが思うように決まらなかったから。それが、杉浦に100点の笑顔を出すことを許さなかった。
「福住君も今日は5アンダーパーは出るかと思う」と自身がホールアウト後にプレーを続ける福住のスコアを予想していたが、それは外れて、杉浦が単独首位に。「昨日の福住君のようなスコアを出されたら、自分も伸ばさないといけないので。明日も明後日も同じ感じで頑張ります」単独首位に立ったが、2位との差は1打差。4打差までに11人がひしめく混戦は変わらない。
明日のムービングデー。変わらぬ攻めの姿勢で後続を突き放すプレーができれば、最後の日本学生での有終の美に大きく近づく。
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