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輝きをます日本の女性たちが織り成すゴルフの祭典、06日本女子オープン 武藤一彦(JGA広報参与)
宮里藍の2連覇に注目だ。
そして宮里の真価が問われる場にもなる。
米ツアー参戦1年目は収穫が多かった。開幕戦の「SBSオープン」は48位に入った。新人、デビュー戦の重圧は日本から50人に及ぶ報道陣が押しかけ予想を越えた。ハワイ・オアフ島北西にあるリゾートコース、タートルベイ・パーマーコースを異様な雰囲気に包んだ。LPGAはプレスセンターを急遽増やし、対応に大わらわとなった。



宮里は早朝スタート、翌日は午後遅いスタートと新人の“洗礼”を受けていた。「新入りですから仕方ないです」
──QTトップ、2位に12ストロークの大差記録もツアーに上がれば関係なし。新人は新人らしく不利な条件にも甘んじなければならない。ここから這い上がるには自分の力をレベルアップするしかない。

宮里藍
宮里は今季5戦目のメジャー「クラフトナビスコチャンピオンシップ」まで予選落ちなし、29位でクリア、笑顔で最終日、優勝したカリー・ウェブ(豪州)のイーグルショットを眺める余裕を見せた。

師と仰ぐ30歳ウェブの最終ホール116ヤードのイーグルショット。そのショットで追いつきメキシコのロレーナ・オチョアとのプレーオフに勝った粘り、底知れぬ勝運、宮里は正直に驚愕の表情を隠さなかった。
「ゴルフの底深さを知った。あきらめずに最後までやることの大切さを知った」

その翌週から快進撃が始まった。「LPGA武富士クラシック」はラスベガスの砂漠のコース。宮里は最終日66のベストスコアをマークし6位に入った。初のベスト10入り、初日の69を含め2ラウンドを60台、54ホール11アンダーはいずれも自己最高記録だった。

8戦目、ツアーはフロリダに移動、「ギンクラブス&リゾーツオープン」で初日6位スタート、2日目68で3位。3日目かぜが吹くが70で上がり通算8アンダーの2位。最終日は初の最終組、しかし、優勝のプレッシャーにスコアはのびず76、韓国の金美賢から遅れること8打差は悔しかった。

しかし、本当に涙を飲んだのはニュージャージー州に移っての「ショップライトLPGAクラシック」だった。スタートから66とトップ、アニカ・ソレンスタムとのツアー2度目となる最終日最終組に張り切ったが、スタート直後スコアを崩し74、順位を13位と大きく落とした。

だが、このままで終わらなかった。翌週14戦目、「全米女子プロ選手権」がメリーランド州のブルロックGCで行われた。宮里は68の7位スタート2日目72で8位にとどまると3日目69で首位、最終日最終組をベテラン、パット・ハーストと競り合いパープレー72と見事な内容で3位に食い込んだ。優勝したのは不調をかこっていた朴セリが2打差6位から69、カリー・ウェブと並ぶとプレーオフ、劇的なバーディー優勝となった。

日本女子オープン。宮里の2連覇はかなりの確率で実現するだろう。米ツアーでは優勝こそなかったが、最終組を3回経験した。年間通して戦えるタフさに自信を持った。層の厚いフィールド、高い技術、タフなコースセッティングにもまれ、心身に強い芯が通った。韓国勢の驚異的な台頭、ミッシェル・ウィーの常識を破る戦うスタイル。女王アニカの磐石の強さは変わらず、そこにウェブ、朴の復活。アメリカもインクスターが衰えずカー、ガルビス、クリーマーと成長株は目白押しである。そんな中、宮里はたくましく泳ぎきった。5月でシード権を確定した。残るは最終戦の「ADTプレーオフチャンピオンシップ」出場枠の確保だ。後半の戦績で出場枠に入れるかどうかが決定する、“ツアーチャンピオンシップ”戦。これまでにないスタイルのシーズン最後のビッグイベントに出るか出ないかは、ツアー選手としての沽券(こけん)にかかわる。日本のトップとして何が何でも出場62人枠は奪い取る、その緊張感を抱えての日本女子オープン。いいめぐりあわせだ。宮里の中では、長いツアー生活の通り道というポジショニングといってもいい。



大山志保
日本女子ツアーは大山志保が強い。中盤の「クリスタル・ガイザー」「NEC軽井沢」で2週連続優勝、シーズン最多の5勝、ツアー史上3人目の1億円突破と絶好調だ。パワフルなショットに安定感が加わった。なにより「パットラインが黄色やグレーでカップまでしっかり見える」という、うらやましいような独特の感覚、インプットされたグリーン上が光る。“パッティングはラインが見えれば7割は入る”といわれる。開眼の域に突入、賞金女王が見え、最後のチャンスと意気込む姿も好感がもてる。5月、世界ランキングで得た全米女子プロ選手権出場権もあっさり返上、日本にかけた選択は、いま実ろうとしている。宮里なにするものぞ、大山の覇気が見ものだ。

今シーズンほど日本ツアーが充実していたことはなかった。大山を筆頭に3勝の李知姫、2勝には西塚美希世、中田美枝、全美貞、不動裕理そして横峯さくらが続いた。夏22戦目の「新キャタピラー三菱」までプレーオフ決着が5試合、1打差試合が6、2打差は5試合もあった。

宮里、諸見里しのぶの米ツアー参戦で手薄感はぬぐえず女子人気の低迷が懸念される声もあった。しかし、選手たちはひたむきにゴルフに取り組んだ。誰の顔にも充実感があった。いつもボールに真正面からぶつかる女性たちの姿はゴルフファンはもちろん、スポーツ好きに理解され受け入れられている。
全美貞 不動裕理

そうした中、つい先ごろまでアマとして活躍していた“藍世代”の同期生らが嬉しいプロ初優勝を遂げたのも話題だろう。

シーズン開幕直後の第3戦「近未来通信」で茂木宏美ら4人に競り勝った飯島茜は03日本女子アマで宮里藍をマッチプレーで破りベスト4進出の実力者だ。「近未来通信」で飯島が勝って平然として見えたのは、輝かしいキャリアの積み重ねだ。自信があったからだろう。

同世代の藤田幸希の「プロミスレディス」優勝も見事だった。10アンダーパーで古閑美保と並び臆せず制した。大きなアークから繰り出す独特のスイングには今後の可能性が秘められている。注目選手の一人だ。

アマ優勝の可能性もある。宮里美香は世界ジュニア15-17歳の部で最終日再逆転で優勝を飾った。帰国して日本ジュニアで最終日66のベストスコアでこれも逆転。高2となり体もシャープに切れ、スイングは鋭さを増している。ナショナルチームのエースに注目だ。日本女子アマチャンピオンの森桜子は16歳で勝ち同大会は7年連続10代V。切れのあるショットと独特のパッティングも話題である。
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