ナショナルオープン開催に向けて、万全のコースコンディションに整えられた同倶楽部で、ディフェンディングチャンピオンのプラヤド・マークセン（タイ）が第1ラウンドで9バーディを奪う63をマーク。大会最少ストローク記録を更新する驚異的なプレーで大会6人目となる連覇に向けて好スタートを切った。

2打差の2位タイには井戸木鴻樹と尾崎直道、さらに2打差の4位タイに2週連続優勝を狙う金鍾徳、崎山武志がつけた。

通算9アンダーパーの3位タイには昨年大会で優勝争いを演じた鈴木亨、井戸木がつけ、さらに1打差の5位タイグループで本選手権2勝目を狙う渡辺司、金が後を追う。なお、この日カットが行われ、通算イーブンパーの54位タイ、61名が後半のラウンド進出を決めた。

アマチュアは木田正彦が通算2アンダーパーの39位タイで唯一人予選通過を決めた。

そのマークセンを追ったのは、3位タイスタートの鈴木。鈴木は、前半こそパープレーで終わったが、10、12番でバーディを奪うと15番から3連続バーディ。しかし、最終ホールで痛恨のダブルボギーを叩き、この日69でホールアウト。金とともにマークセンに8打遅れての2位タイに順位を上げて2年連続で最終ラウンド最終組でマークセンとの一騎打ちに臨むことになった。