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コースレーティングとは
JGA/USGAコースレーティングシステムは、JGAハンディキャップ規定(USGAハンディキャップシステム準拠)の基準となるものであり、すべてのゴルファーのJGA/USGAハンディキャップインデックス計算にかかわります。ネットスコア(グロススコアからハンディキャップストロークを引いたもの)がJGA/USGAコースレーティングと等しい場合、そのプレーヤーは、『自身のハンディキャップ通り』にプレーしたことになります。

JGA/USGAコースレーティングシステムは、ゴルフコースのプレー難易度に影響を及ぼす様々な要素を査定評価します。

コースの実査定は、JGAから任命を受けたコースレーティング査定チームが実施し、JGAは、その査定結果を検証したのち、コースにレーティングを付与します。

コースレーティングの実効性を高める鍵は正確性と均一性であり、そのためにレーティング査定は正確に行われなければなりません。コースのヤーデージは、ロール、高低差、強制刻み、ドッグレッグ、恒常的な風、標高などによって修正され、コース難易度に影響を与える障害は規定された基準に基づいて評価されます。この評価基準によって査定における主観性を減らすことができます。
主な用語の定義
以下は、JGA/USGAコースレーティングシステムで使用する用語の定義のなかでも特に重要なものです。
スクラッチゴルファー
男子スクラッチゴルファーは、査定されたすべてのコースをコースハンディキャップ0(ゼロ)でプレーできるゴルファーであり、査定上の定義は、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離250ヤード、470ヤードのホールで2オン可能です。

女子スクラッチゴルファーは、査定されたすべてのコースをコースハンディキャップ0(ゼロ)でプレーできるゴルファーであり、査定上の定義は、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離210ヤード、400ヤードのホールで2オン可能です。

JGA/USGAコースレーティング
JGA/USGAコースレーティングは、スクラッチゴルファーが通常のコンディションでプレーした場合のコース難易度を示す尺度であり、スクラッチゴルファーにとっての距離と障害の難易度に基づいて、小数点第1位の数値(例72.5)で表されます。
ボギーゴルファー

男子ボギーゴルファーは、標準的な難易度のコースをコースハンディキャップ20前後でプレーするゴルファーであり、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離200ヤード、370ヤードのホールで2オン可能です。

女子ボギーゴルファーは、標準的な難易度のコースをコースハンディキャップ24前後でプレーするゴルファーであり、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離150ヤード、280ヤードのホールで2オン可能です。
ボギーレーティング
ボギーレーティングは、ボギーゴルファーが通常のコンディションでプレーした場合のコース難易度を示す尺度であり、ボギーゴルファーにとっての距離と障害の難易度に基づいて、小数点第1位の数値(例92.1)で表されます。
スロープレーティング
スロープレーティングはUSGAの商標であり、スクラッチゴルファー以外のプレーヤーにとっての相対コース難易度を示す尺度です。スロープレーティングは、JGA/USGAコースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出され、55から155までの整数で表されます。
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コース査定方法
コースの査定は、各ホールを精査することによって行われます。査定チームは、スクラッチゴルファーとボギーゴルファーの平均ショット飛距離に基づいて、それぞれのランディングゾーンの位置を決定し、そこで得た詳細データを使用して、各ホールのすべてのランディングゾーンで実測距離の修正と障害難易度を評価します。
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実測距離の修正
ホールの実効プレー距離が実測距離と異なるかどうか(長くなる、または短くなる)を決定するために、以下の要素を評価します。
ロール
スクラッチゴルファーとボギーゴルファーのフルショットのロール距離、およびそれが実効プレー距離に及ぼす影響を評価します。
高低差
ティーインググラウンドとグリーンの高低差が、そのホールの実効プレー距離に及ぼす影響を評価します。
ドッグレッグ/強制刻み
ホールが屈曲している場合や(ショートカットが可能な場合や、強制的に刻まなければならない場合)、池や深いバンカーなどの障害がプレーヤーのフェアウェイランディングゾーンを横切っている場合(その障害によってプレーヤーがフルショットを打てない場合)、その状況がホールの実効プレー距離に及ぼす影響を評価します。
恒常的な風
海沿いや平原地帯のコース、またはその他、風の影響を受けやすいコースでは、恒常的に吹く風が実効プレー距離に及ぼす影響を評価します。
標高
標高2,000フィート(約600メートル)以上の高地にあるコースでは、空気の薄さによる飛距離の増加が実効プレー距離に及ぼす影響を評価します。
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障害要素
以下の障害要素を、スクラッチゴルファーとボギーゴルファーのランディングゾーンで評価します。
地形
ランディングゾーンの傾斜やマウンドがスタンスやライに影響を与える場合、またはグリーンまでのショットが打ち上げや打ち下ろしになっていてクラブ選択が難しくなる場合、地形を障害要素として評価します。
フェアウェイ
ティーインググラウンドからグリーンまで、フェアウェイをキープできるかどうかの難易度を、すべてのランディングゾーンのフェアウェイ幅、ホールの距離、周辺の樹木、ハザード、および課罰的ラフに基づいて評価します。
グリーンターゲット
グリーンターゲットは、グリーンに対するショット(アプローチショット)の難易度を示すもので、主にグリーンの大きさ、ショットの距離、グリーン面の見え具合、球の止まり具合、および起伏に基づいて評価します。
リカバリーとラフ
ティーショットのランディングゾーンおよびグリーンを外す可能性、並びにそれらのどちらか一方または両方を外した場合のリカバリー難易度を評価します。また、グリーンターゲットの評価ポイントも、リカバリーとラフの評価基準となります。
バンカー
ターゲットエリアにバンカーが近接する度合い、およびバンカーからのリカバリー難易度に基づいて評価します。また、グリーンターゲットの評価ポイントも、バンカーの評価基準となります。
OB/エクストリームラフ
ランディングゾーン中央からOB/エクストリームラフまでの距離に基づいて評価します。長い草、林の中の低木、その他の極度の状況(“エクストリームラフ”)も、ロストボールやアンプレヤブルとなる可能性が高いことから、本項目でOBと同様に評価します。また、これらの状況は、リカバリーとラフでも評価することができます。
ウォーターハザード
ランディングゾーンやグリーンからウォーターハザードまでの距離、およびハザードがホールを横切っている場合にはそれを越えるための難易度に基づいて評価します。ウォーターハザードまたはラテラルウォーターハザードが存在するすべてのホールで、本項目を評価します。
樹木
樹木の大きさ、密生度、ランディングゾーンやグリーン中央から樹木までの距離、ターゲットまでのショットの距離、およびリカバリーの難易度に基づいて評価します。
グリーン表面
パッティングの観点からグリーンの難易度を評価します。主な評価要素は、グリーンのスピード、およびグリーン表面の起伏と傾斜です。グリーンの大きさは、パッティングの難易度を評価するうえでは重要な要素とはみなしません。グリーンのスピードは、ミッドシーズン時のコンディションに基づいてスティンプメーターを使用して計測します。
心理的影響

様々な障害がプレーヤーのスコアに及ぼす累積的影響を評価します。難しい障害がターゲットエリア周辺に数多く存在すると、プレーヤーの気持ちが不安になり、スコアにも悪影響を及ぼします。心理的影響の評価は、全ホールの査定が終了したのち、他の障害の評価ポイントに基づいて算出します。

各障害の難易度は、スクラッチゴルファーとボギーゴルファーそれぞれに対してホール毎に0~10点のポイントで評価し、全ホールの評価ポイント合計に比重値(障害別で設定が異なる)を掛けたものを、スクラッチとボギーそれぞれの計算式に当てはめてストローク換算します。これを距離レーティングと合算したものが、JGA/USGAコースレーティングとボギーレーティングとなり、両者の差に基づいてスロープレーティングを算出します。

コースの再査定は最低10年に1度、新設コースの場合は初回査定日から5年以内に行わなければなりません。また、この期限に拘わらず、大規模な改造を行ったコースは速やかに再査定を受けなければなりません。再査定のスケジュールについては、各地区連盟までお問い合わせ下さい。
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