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コースの各ホールへのハンディキャップナンバー【Hdcp.No.】の振り当てについて
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コースレーティングとは
ゴルフコースのパーは、各ホールの距離によって決められたものです。しかし、ゴルフコースは地形、設計、使用ティにより難易度に相違があります。コースレーティングとは、距離のみならず高低差、グリーンのアンジュレーション、ハザードの難しさなどを総合的に数値で評価したもので、スクラッチプレーヤー(Hdcp0.0)が仮に10回プレーした場合の平均スコアに近いものを想定しています。
コースレーティングは何のために必要かと言えば、あくまでゴルファー1人1人に対し、その技能力に応じた公正でかつ均衡の取れたハンディキャップを査定するための基準定数もしくは物差的な数値です。従ってコースレーティングはクラブのグレードや良し悪しには全く関係ありません。ハンディキャップ委員会は、この点を強く強調し倶楽部の会員に繰り返し理解を求めることも重要な職務の一つです。
例えば:プロフェッショナルゴルファーのためのトーナメントでは、コースのセッティング(フェアウェイの幅・ラフの刈り高・グリーンの速さ等)は特別に配慮されるので、そのラウンドしたスコアは通常一般用にセッティングされたコースでの一般ゴルファーのスコアとは著しく違うのは当然のことと言えます。(財)日本ゴルフ協会のハンディキャップ委員会では、各地区連盟のコースレーティング査定担当委員により一般アマチュアゴルファーのハンディキャップ査定のためのコースレーティングを査定しているので、プロフェッショナルゴルファーのスコアとは全く関係がないことを倶楽部のハンディキャップ委員会は理解していただきたい。
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コースレーティング査定の基本方式の説明
『JGAコースレーティング・システム全国統一査定実施要項書』によるコースレーティング査定に対する基準方法は、次の通りです。
  1   2   3   4   5
●男子コースレーティング=( 査定距離 ÷ 210ヤード )+ 39.76 ± 難易度 補正係数
●女子コースレーティング=( 査定距離 ÷ 190ヤード )+ 41.67 ± 難易度 補正係数
1 査定距離=18ホールに対する査定委員の実効プレー距離
2 210ヤード/190ヤード=JGAで採用している距離の定数
3 39.76/41.67=JGAで採用している18ホールに対するパットおよびグリーンまわりのリカバリーショットの定数
4 難易度=査定委員が査定した難易度(±1.8以内とする)
5 補正係数=仮・査定レートが69.9以下の場合にJGAが定めた補正数値
(1) 査定距離
  査定距離とは、査定委員が下記事項を考慮しながらプレーをした距離である。
  1 ロールの修正(ランディングエリアにおけるボールの転がりの状況を±で修正)
 2 高低差の修正(打ち上げ、打ち下ろしの状況を±で修正)
 3 ドッグレッグの修正(ドッグレッグホールにおいて遠回りを考慮するかまたはしないか、カットが可能かどうかの状況を±で修正)
 4 障害によるフルショットのコントロールの修正(ティショットまたはセカンドショットを強制的に刻むか、選択するかどうかの状況を±で修正)
 5 風の影響の修正(シーサイド・コース、樹木に囲まれていないコース、平坦地にあるコース、通常同じ方向に吹く風があるコースのみ、その状況を±で修正)
  6 高地(標高700m以上)の修正
  7 総合判断による修正
(2) 難易度について
  難易度とは、査定委員が下記事項を考慮しながらプレーした査定難易度である。
  1 地形に関する評価
  2 フェアウェイに関する評価
  3 ラフでのリカバリーに関する評価
  4 アウトオブバウンズに関する評価
  5 ウォーターハザードに関する評価
  6 樹木に関する評価
  7 バンカーに関する評価
  8 グリーンへの目標アプローチに関する評価
  9 グリーン周辺のリカバリーに関する評価
  10 グリーンの表面と状況に関する評価
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JGAコースレーティング査定について
JGAでは平成12年に「JGA公認コースレーティング」の認定期間を15年と制定しています。JGAコースレーティングの査定から15年が経過したり、また15年以内であっても、査定後にコース改造等を行った場合には再査定が必要になります。
「JGAコースレーティング」は言うまでもなく「JGAハンディキャップ」算出の基となりますので、再査定の重要性を再度ご理解いただき、該当する倶楽部におかれましては、速やかに所属の地区連盟に再査定の申請をお願い申し上げます。
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ティマーカーの位置について
ハンディキャップ委員会の重要な職務の一つにティマーカーの位置の決定があります。
先ず、コースレーティングの基準点となる【永久基点Permanent Point】の決定があります。
【コースレーティング用永久基点の決定】
使用する各ティインググラウンドの中央
ティマーカーの基準参考図
ティマーカーの位置については、下記概略図を参考にしてください。
1 ティインググラウンド一面に4つのティを作る場合
2 ティインググラウンド二面の場合
3 ティインググラウンド三面の場合
4 ティインググラウンド四面以上の場合
設計の意図による、査定を受けるすべてのティインググラウンド距離の提示によりコースレーティング査定します。
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コースの各ホールへのハンディキャップナンバー【Hdcp.No.】の振り当てについて
ハンディキャップ委員会の職務の一つに「コースの各ホールに対しHdcpストロークNo.の振り当て」があるが、その具体的な方法は原則として下記の通りである。
※各ホールのハンディキャップストローク・No.は、正式にはストローク・インデックスと称するが、JGAハンディキャップ委員会は【Hdcp.No.】と呼称することとしています。既に各倶楽部においても【Hdcp.No.】は決定されてスコアカードに明記されている事と推察される。しかし、下記の基本的な条件ならびに方法に適合しているかどうか、再検討するのもハンディキャップ委員会の重要な任務の一つです。
なぜ【Hdcp.No.】が必要か
各クラブに於いて種々のハンディキャップ競技が開催されていると思われるが、この場合スコアカードの【Hdcp.No.】によって行われる競技は、
例えば、 1)マッチプレーの場合
  2)アゲンストパー競技場合
  3)ステーブルフォード競技の場合………等
これらの競技に於いて全競技参加者のHdcpが合理的に生かされ、また公正な競技となるために適正に配置された【Hdcp.No.】が不可欠である。また、競技だけでなく普段のプレーにおいても大変に重要なことである。
これは、世界中のゴルフコースのスコアカードにもこの【Hdcp.No.】が明記されていることにより明らかである。
理想的な【Hdcp.No.】の決め方の具体例
この【Hdcp.No.】の設定方法は、一般的には難しい順に設定配置するものとの考え方が多いようですが、これは大きな間違いであって、マッチプレー用として適正配置すべきである。
(1) 基本的な設定配置は原則として次の方法による。
  それはホール【Hdcp.No.】【1】はアウトの9ホール中のほぼ真中に配置すべきであって、これが1番ホールや2番ホールに配置されていたらスタートをしてすぐでありハンディキャップを貰う側から言えばはなはだ不都合であり適正な配置とは言えない。
(1) 1 ホールNo.1.2.3には【Hdcp.No.】3.9.15を仮に配置する。
  2 ホールNo.4.5.6には【Hdcp.No.】1.7.13を仮に配置する。
  3 ホールNo.7.8.9には【Hdcp.No.】5.11.17を仮に配置する。
  ホールNo.10〜18も上記と同様に配置する。
  27ホールの場合は(18ホール+9ホール)または(9ホール単位別)
※【Hdcp.No.】配置の一例
■アウトの場合 ■インの場合 ■9ホールの場合
アウト 【Hdcp.No.】
No.1 9
No.2 3
No.3 15
No.4 7
No.5 1
No.6 13
No.7 11
No.8 5
No.9 17
イン 【Hdcp.No.】
No.10 10
No.11 4
No.12 16
No.13 8
No.14 2
No.15 14
No.16 12
No.17 6
No.18 18
ホール 【Hdcp.No.】
No.1 5
No.2 2
No.3 8
No.4 4
No.5 1
No.6 7
No.7 6
No.8 3
No.9 9
(2) 次にホールの距離を考慮して調整する
  上記1項の仮配置にホール別の距離を考慮する。
最初にパー5のホールを配置し、次にパー4を、最後にパー3の配置を考慮する。
例えば=アウトNo.1〜No.3の3ホールの中にパー5のホールがあれば、先ずそのホールに若いNo.の(No.3)を仮に配置する。次にパー4のホールに(No.9)を仮に配置し、その次にパー3のホールに(No.15)を仮に配置する。
(3) 最後にホールの難易度を考慮する
  上記(1)項、(2)項の仮に配置された【Hdcp.No.】に難易度を考慮し決定する。
あるパー5のホールよりもパー4のホールで非常に難しいホールがあればその易しいパー5のホールよりも若い【Hdcp.No.】をパー4のホールに与える。
(4) Hdcp.No.の最終決定配置は
  以上のような方法で全ホールに【Hdcp.No.】を仮に配置し、それに上記(1)項をあくまで基本とし、(2)、(3)項を考慮して最終決定配置すべきである。
Hdcp.No.の見直し
ハンディキャップ委員会は以上の方式により【Hdcp.No.】を再検討することを勧奨する。
Hdcp.No.振り当ての実例
■18ホールの場合
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コース管理について
ハンディキャップ委員会は、コースを常にコースレーティングの査定時と同一状況で管理することに関与することも重要な職務の一つである。
注:Ⅵ項で既に述べてきたが、コース管理については、下記事項を勧奨する。
※JGA主催競技での勧奨数値
(1) ティインググラウンドについてはⅥ項を参考に適正な位置が配置されていることの確認が大切である。
(2) フェアウェーやラフについても、その幅・芝の刈り高については、下記の数値を勧奨する。
  1 フェアウェーの幅は25〜40ヤード程度(※25〜35ヤード)、刈り高は15〜20mm程度(※14〜15mm)を標準とする。
  2 ラフの刈り高は40〜50mm(※男子50〜120mm/女子50〜70mm)程度を標準とする。
(3) グリーンについては速さを重要視し、スティンプメーターによる測定により、
・ベントグリーンでは2.5〜2.8m程度(※2.8〜3.0m)を標準とする。
・コーライグリーンでは2.2〜2.5m程度(※2.5〜2.8m)を標準とする。
(4) ホール(ピン)の位置については、下記の位置を勧奨する。
・1/3のホールは、比較的易しいピンの位置とする。
・1/3のホールは、普通のピンの位置とする。
・1/3のホールは、比較的難しいピンの位置とする。
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