2007年度(第72回)日本オープンゴルフ選手権競技
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競技報告
【ツアー未勝利、ダークホース小田孔明が-5で単独首位に】
第3日 競技報告:武藤一彦    写真:Gary Kobayashi
「負けてもいいから片山さんに向かっていきたい。攻めがぼくのゴルフ。がんがんプレッシャーをかけるように頑張りたい」トップに立って力む小田片山にとって、最も嫌な相手に違いない。ドライバーショットは300ヤード。今季絶好調、パットよし。
29歳のダークホースは、勝負の第3ラウンドを強烈なダッシュで乗り切った。

スタートホールで4メートルのバーディーパットを決めるとグリーン上、パッティングに火がついた。5番下りの6メートル、4番5メートル、6番はなんと13メートルがカップに飛び込んだ。タフな日本オープン仕様の難コース。「400ヤードを越えるホールはドライバー。アゲインストなら2番アイアン、3
番アイアンでフェアウェイキープ。ぼくのスタイルです」と言い切ってパワーゴルフは全開だ。

さすがに中盤の9、10番でボギーが出たが、「タフなコース。想定範囲内」と慌てない。ショットも曲がったが、我慢してパーを拾って迎えた最終18番パー5。ピンまで258ヤードを2番アイアンで20メートルに乗せると鮮やかにバーディーで締めた。
プロ9年目で未勝利だが、今季急成長だ。春の中日クラウンズ3位、石川遼の優勝で話題のマンシングウエアKSBカップ4位、JCBクラシック、KBCオーガスタ各2位などトップ5に5回はいっている。獲得賞金4565万円、賞金ランキング7位は生涯最多、初のシード権を決め、あとは優勝するのを待つばかりだ。「日本オープン、一番欲しいタイトルです。意識すると緊張するけど、初優勝できたら最高。ま、片山さんをやっつけたい」インタビュールームでは満面の笑みで屈託がなかった。

福岡県の飯塚市出身。「シード選手になるためにいろいろな選手のプレーを盗んだ」と明かす。なかでもトレーニング法とアイアンは同じジム、同じ練習場の伊澤利光から教えを受けるなど環境はいい。今回勝てば、その伊澤が95年の日本オープンで達成した初優勝が日本オープンと並ぶ偉業となる。身長176センチ、体重は「100㌔を越えていると伝えられたが、それだけはやめてくれ」と”秘密”。しかし、父でコーチの小田憲翁さん(62)に鍛えられた少年時代は劇画ドラマだ。「なにしろ小学2年から6年まで平日は腕立て、背筋、腹筋、ダンベルの左右を日に各300回。それができないと、殴られた。はい、ボールを打つのは土曜と日曜です」
いまは死語となった感のあるスパルタ教育で仕立て上げたゴルフは、片山の理詰めのアスレチックゴルフと好対照、おもしろい争いとなった。


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