2010年度(第75回)日本オープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
新's あらたにす JGA3大オープン特集
NHKで全国生中継予定
NHKニュース and  スポーツ
Championship Reports
競技報告
【最終ホール4パットで3位タイに沈んだ武藤俊憲】
第4日 競技報告:三田村昌鳳    写真:Gary Kobayashi/Yoshitaka Watanabe
最終ホールの最後の4パット目を沈めた武藤俊憲の表情が、もの悲しく映っていた。精一杯戦ったあとの清々しさよりも、勝てなかった悔しさが、その表情に滲みでていた。それだけ壮絶な接戦であり、熱戦だった。振り返れば、何度も、追いつき追い抜くチャンスがあった。武藤と藤田の最終組が12番ホールにやってきたとき、11アンダーパーで金庚泰と並んでいたが、ちょうどそのとき13番ホールで金がバーディを取り12アンダーパーと1打リードされた。武藤は、グリーン左バンカーから左上がりのバンカーショットをピン5メートルに寄せていた。それを沈めればバーディで、再び金と並ぶ…。
その距離のパッティングをカップの左にわずかに外
して、1ストロークの差が縮まらなかった。

その金も、14番ホールで2.5メートルのバーディパットを外して、武藤を1打差以上突き放すことができていなかった。チャンスは、いくらでもあった、と後悔するのもおかしくない。13番ホールで、ようやく武藤が、ピン右から6メートルのパットを沈めてバーディとし、12アンダーパーと並ぶ。
金が、15番ホールで、この日ノーボギーで7つめのバーディパットを決めたとき、おそらく金には、優勝の手応えの予感があったのかも知れない。
武藤は、振り返る。「スコアカードに、あれだけ2(パット)が並ぶとね…。全部入りそうで、入らない。いま思っても、なんとかならかったのかな、と悔しい。今日は、僕の日じゃなかったと思うしかないです。入りそうなパットが、いっぱいあったのに…」
その言葉の響きには、せつないほど悔しさと無念さが込められていた。

「やっぱり、金庚泰か、ってう感じですね。今日だけで7アンダーパーですもの…。でも、僕も(同伴競技者の)藤田さんには感謝しています。僕のプレーを引っ張ってくれたと思っています。本当に凄い先輩だなと、改めて思いました。僕は、全部出し切った感じです。もう、なにも出ません」
武藤は、全部出し切ったかも知れないけれど、その出し切ったスペースに、数多くの何かを収納できたのだと思う。


その他の記事はこちら
戻る
  • ハンディキャップインデックス査定システム J-sysとは
  • JGA個人会員募集
  • 世界アマチュアゴルフランキング
  • JGA主催オープン競技ロゴダウンロード
  • クリーンなスポーツを守るアンチ・ドーピング JADA
  • アスリートの盗撮・写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿は卑劣な行動です。
  • JOCオリンピック選手強化寄付プログラム
  • 日本ゴルフサミット会議
  • 経済構造実態調査