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【室田淳はホールアウト後に練習グリーンへ直行】 |
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第3日
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競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi Yoshitaka Watanabe |
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通算4アンダーパー。首位に4打差でホールアウトした室田淳はスコアカードを提出するとパターとボールを手に練習グリーンへと足を運んだ。前半の9ホールは、4バーディ・1ボギーで33。一気に“本命がきた”という流れだった。このまま、さらにスコアを伸ばしていくのではないかと思われたが、後半はバーディチャンスを4回も逃して足踏み状態に陥ってしまった。
「理由はわからないけど、突然、タッチが合わなくなった。自分がおかしくなってしまったのじゃないか…って感じだった」
しかも、最終18番パー5ホールでは第1打を3番ウッドで打ちながら左サイドの深いラフに曲げた。ボールは、すっぽり埋まっていた。脱出はしたも
のの、第3打もラフから。ライの状況は、さらに過酷だった。ファーストカット部分からわずかにラフに転がり込んだのだが、ここが一番深くなっていた。第3打はグリーンをショートさせ、パターでのアプローチをピン奥1メートルに寄せたが、このパーパットをはずしてのボギーだった。
この上がりホールでのボギーが最後のダメージとなり、慌てて練習グリーンでのチェックと修正となったわけだ。
「最終ラウンドの追い上げ? そうねえ、ケガをしないようにやりますよ」
このそっけなさが、室田が負ったダメージの深さを物語っていた。
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