2015年度(第25回)日本シニアオープンゴルフ選手権競技
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日本シニアオープンは、一般財団法人
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大会のみどころ:シニアゴルファーの頂点を極めるのは誰だ!冷静な自己分析も勝利の秘訣。/塩原 義雄 (JGAオフィシャルライター)
二強の激戦が繰り広げられている2015シーズン
今シーズンのシニアツアーは、崎山武志、室田淳両選手の活躍が際立っている。
第9戦の日本プロシニア選手権までの優勝者は4人しかいない。崎山が4勝、室田が3勝。両選手で9戦のうち7試合で優勝をさらっていってしまっている。ちなみに、1勝ずつしているのは開幕戦の金秀シニア沖縄オープンの久保勝美、そして地元の広島シニア選手権を制した倉本昌弘両選手である。
 

賞金王争いも、二強が他の選手たちに大きく水を開けている。4勝の崎山が4997万9214円でトップに立ち、2位の室田は4245万6999円と約750万円差で追っている。3位の田村尚之が1932万円だから二強とは2千万円以上の差がある。

シニアツアーが戦国時代といわれたのは、つい1年前のことだった。2014年シーズンは、全11戦で10人の優勝者が誕生した。第10戦の富士フィルムシニア選手権まで、毎試合優勝者が入れ替わり、最終戦のいわさき白露シニアトーナメントで倉本が日本シニアオープンに続く2勝目を挙げたのが唯一の複数回優勝であった。

わずか1年でシニアツアーは、大きく様変わりしたことになる。

選手画像
二強の二強たる所以
キング・オブ・シニアと称され、ツアーで圧倒的強さを誇ってきた室田は、7月に還暦を迎えた。60歳にして、なおレギュラーツアーとシニアツアーを掛け持ちし、さらに米国チャンピオンズツアーのメジャー大会にも出場する室田は“鉄人”とも言われる。日本プロシニア選手権でシーズン3勝目、大会4勝目を挙げたときに、こんな話をしていた。

「休みなく動き続けられる体力がありがたい。それがベースではあるけど、ゴルフに対する考え方も変わったと思う。ひとつは、齢を感じるようになったこと。同じクラブを持っても(以前と)同じスウィングが出来ないし、同じ距離が打てない。自分が情けない。でも、齢とともに成長したな…と思えることもある。ここ数年は、ミスショットを許せるようになった。それまでは、ミスをすると自分を責めていたけど、今は許している。だからミスを引きずらなくなって、スコアが安定するようになったのじゃないかと思う」

心に波風を立てることなく、穏やかにラウンドする。原因も結果も素直に受け入れる。室田は丸くなっていた。闘争心も、むき出しにするのではなく、静かに内に秘めるようになった。

レギュラーツアーではシード権を確保したことがない崎山は、シニア入りを前にして自分を変えることに挑戦していた。ゴルフを始めたのが社会人になってからの21歳。そして24歳を前にしてプロゴルファーを目指し、研修生になった。5年の歳月を費やしてプロテスト合格。室田、加瀬秀樹、横山明仁らの雑草軍団としてゴルフに取り組んできた。
シニア入りを前に肉体改造を図った。福岡のトレーニングジムを紹介され、身体機能の向上、改善を目的にしたマンツーマン指導で、トレーニングメニューも決まった。

「いわゆるマッスルトレではなく、ストレッチ中心のメニューです。それからは毎日、朝と晩1時間ほどずっと続けています。ストレッチといっても、筋肉痛になるほどきついですよ」

関節可動域が広がり、持病になっていた腰痛も和らいだ。不思議なことに、ショットに対する考え方も変わったという。

「迷いを取り除いただけなんですけどね。以前は、ショットの前に“あのバンカーには入れたくないとか、あの池に捕まりたくない…とか、余計なことを考えて、1打に集中できませんでした。今は、ターゲットを決めたら、迷わず、惑わされずに決めたところに打っていけるようになりました。それが、好成績につながっているように思います」

二強は、それぞれに進化している。
選手写真
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二強を追う選手たち
日本シニアオープンも二強を軸にした優勝争いの展開が予想される。その二強を脅かしそうな選手は、誰だろう。
昨年シニアルーキーとして日本シニアオープンでも4位に食い込んだ田村尚之。QT突破から今シーズンの開幕戦、金秀シニア沖縄オープンで優勝した久保勝美。久保は、これがプロとしての初優勝であった。さらに、連覇を狙う倉本昌弘。2009年大会以来の2勝目を視野に入れる渡辺司。全米シニアプロ歴代優勝者である井戸木鴻樹。衰え知らずの飛距離で攻撃的ゴルフを展開する加瀬秀樹。シニアルーキーの米山剛。レフティーの羽川豊。シニアツアーには、個性豊かな選手たちが目白押しだ。

優勝争いはもちろんのこと、好きな選手のプレーを見る、応援するのも日本シニアオープンでの楽しみ方であろう。

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