2017年度(第82回)日本オープンゴルフ選手権競技
競技会トップ コース紹介 歴史・過去の大会 オープンへの道のり ギャラリー 協賛・役員 JGA HOME
sponsors
競技会トップ
フルリーダーボード
ホールバイホール
ホールサマリー
ホールロケーション
組合せ・スタート時刻
気象状況
競技報告
出場選手
競技概要
観戦案内
TV放映
フォトギャラリー
大会のみどころ
主な記録
本選競技日程
JGA HOME
NHKで全国生中継予定
toto
Championship Reports
競技報告
【ショット力では池田勇太を上回りながら金谷拓実は悔しい2位】
第4日 競技報告:塩原義雄    写真:Yoshitaka Watanabe
最終ラウンド最終組での直接対決。金谷拓実には、東北福祉大学の先輩・池田勇太に並ぶチャンスが再三あった。池田の乱れで、トップの位置が勝手に近づいてきていた。スタートの5打差は、前半の9ホールを終えたところで1打差に詰まっていた。

スタート前の金谷は、優勝など意識していなかった。「5打差もあるし、勇太さんはずっと調子がよさそうだったから、順位のことより“今日は、とにかく自分のゴルフをやりきろう”と、それだけでした」と語る。フェアウェイをはずさないティーショット、グリーンを確実にとらえるフェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアン全てのクラブを駆使してのショット。それらの安定性は、明らかに池
田を凌駕していた。そして、3バーディももたらしてくれていた。
それが、9ホールを終えて1打差にまで迫ると、優勝の2文字が頭の中にちらつき始め、11番(パー4)では、第2打を2メートルと絶好の位置につけながら決められず、12番では3パットと微妙にリズムを乱した。これで3打差と、池田にリードを広げられた。
ところが、試合の流れは、さらに変化し続ける。15番で池田が、この日2発目のOB。1パットのボギーに切り抜けたが、このホール金谷はバーディを奪って、再び1打差に。続く16番でも波乱があった。池田のティーショットは左サイドのバンカーに。そこからレイアップしての3打目は、ピンを7メートルもショートさせた。対して金谷はピン右7メートルほどに、しっかり2オンさせていた。池田がはずし、金谷が決めれば一気に逆転…という状況だった。結果は―。池田はパーパットを外した。金谷はバーディパットを決められなかった。ファーストパットを1.5メートルほどオーバーさせ、返しのパーパットも外す3パットのボギーで、1打差は変わらなかった。

17番でも、金谷は絶好のチャンスにつけた。右横3メートル。池田はグリーン右手前のラフから1.5メートルに3オン。ここでも、並ぶか逆転するかのチャンスだったが、金谷のバーディパットは、ラインをはずれていった。そして、1打差のままで最終ホールを終えることになった。

「いい経験をしたとは思いますけど、やっぱり悔しい気持ちの方が強い。特に1打差になってからの16、17番のパッティングには、悔いが残ります。あれだけの緊張の中でのパッティング経験は初めてで、その状況での自分がどうなるのかわかっていませんでした。これからは、今日の16、17番での状況でのパッティングを意識して練習します。新しい自分の発見でしたから…」
自分のゴルフには徹したが、そこに別の自分が現れることまでは、予想もしていないし、未知の世界であった。金谷は、2位に敗れて新たな課題を見つけた。


その他の記事はこちら
戻る
  • ハンディキャップインデックス査定システム J-sysとは
  • JGA個人会員募集
  • 世界アマチュアゴルフランキング
  • JGA主催オープン競技ロゴダウンロード
  • クリーンなスポーツを守るアンチ・ドーピング JADA
  • アスリートの盗撮・写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿は卑劣な行動です。
  • JOCオリンピック選手強化寄付プログラム
  • 日本ゴルフサミット会議
  • 経済構造実態調査