HistoryJGA年史

※敬称は略させていただききました。

2010平成22年

  • 4月29日~5月2日JGTOツアー競技の中日クラウンズの最終ラウンドに石川遼が58をマークして、今季初優勝を逆転で飾る。
    石川の58というスコアは世界6大ツアーの最少スコアとしてギネスブックにも登録される驚異的なもの。
    石川はこの年、中日クラウンズを含む年間3勝を上げる活躍で賞金ランキング3位と男子ツアー界を大いに盛り上げた。
  • 9月30日~10月3日大利根CC・東コースで開催された第43回日本女子オープンゴルフ選手権で宮里美香が通算12アンダーパーで初優勝を果たした。宮里は4日間一度も首位を譲らない完璧なプレーで、昨年大会6位タイの雪辱を果たした。
  • 10月7日~10日埼玉県の霞ヶ関CC・西コースで「第2回アジアアマチュア選手権」が開催された。
    本選手権は、アジア太平洋ゴルフ連盟が主催し、R&Aとオーガスタナショナルが共催するアジア太平洋地域最大の男子個人アマチュア選手権で、優勝者には翌年のマスターズ出場資格が付与される。
    同選手権には118名の選手が出場。松山英樹が通算15アンダーパーで初優勝を果たし、日本アマチュア選手として初のマスターズ出場資格を獲得した。
  • 10月14日~17日第75回日本オープンゴルフ選手権競技が愛知県の愛知CCで開催された。
    史上最年少優勝記録更新の期待がかかった石川遼や池田勇太ら若手と、藤田寛之らベテランの活躍で大いに盛り上がった日本オープンは、金庚泰が最終ラウンドに64をマークして通算13アンダーパーで逆転初優勝を果たした。金は日本オープンのほか年間3勝をあげて、韓国選手として初の賞金王に輝く活躍を見せた。
    なお、前週のアジアアマチュア選手権で優勝した松山英樹が全体の3位に入る好成績を残し、注目を集めた。
  • 10月26日アルゼンチンで開催された世界アマチュアゴルフチーム選手権の会場で行われた国際ゴルフ連盟(IGF)総会で、2014年の世界アマチュアゴルフチーム選手権が日本の軽井沢72ゴルフで開催されることが決定した。同選手権の日本開催は、1962年に静岡県の川奈ホテルゴルフコース・富士コースで開催されて以来、52年ぶり2度目となる。
  • 10月28日~10月31日鳴尾GCで開催された第20回日本シニアオープンゴルフ選手権競技は、第3ラウンドに台風が接近するなど厳しいコンディションとなったが、倉本昌弘が通算2オーバーパーで初優勝を果たした。
  • 11月18日~21日宮崎県で行われたダンロップフェニックスオープンで池田勇太が今季4勝目を飾る。2年連続で4勝を上げたのは、男子ツアー1997年の尾崎将司以来となる快挙。

2011平成23年

  • 3月1日平成23年度第1回理事会を開催し、専務理事に永田圭司が就任。永田専務理事は事務局長を兼任。
    また、事務局機能を強化するために、永田専務理事(事務局長)の下、運営本部(塩田良運営本部長)、企画本部(延原和良企画本部長)、管理部を設置した。
  • 3月11日東日本大震災が発生。東北・関東地区に甚大な被害をもたらし、数多くの尊い人命が失われた。 津波被害による原発事故も重なり、福島県内では避難措置が取られるなど、被災地では今なお厳しい生活を余儀なくされている。
    日本ゴルフ協会では、この年の日本女子アマチュアゴルフ選手権(大洗ゴルフ倶楽部)、日本アマチュアゴルフ選手権(利府ゴルフ倶楽部)の開催コースを震災の影響を鑑み、日本女子アマを宝塚ゴルフ倶楽部・新コース、日本アマを三好カントリー倶楽部・西コースに変更した。
    また、女子プロツアー競技は、震災直後から4試合が開催中止となるなどの影響があった。
  • 4月4日日本ゴルフ協会をはじめとする日本ゴルフ関連20団体は日本ゴルフ界合同震災復興支援チャリティープログラムに取り組むことを発表。「震災復興支援グリーン・ティー・チャリティー~日本のゴルフが、日本のチカラに~」のスローガンの下、募金箱の設置やチャリティーグッズの販売などの支援活動に取り組んだ。
    日本ゴルフ協会では、主催競技に「震災復興支援グリーン・ティー・チャリティー」を冠し、競技会場での募金活動を行ったほか、主催オープンゴルフ選手権競技の賞金の5%を賞金獲得選手から赤十字社へ寄付を行った。
    また、各ゴルフ場においても独自の支援活動に取り組み、被災地の1日も早い復興のための活動に日本ゴルフ界が一致団結して取り組んだ。
  • 4月8日~11日ゴルフの祭典といわれるマスターズにおいて、前年に日本開催となったアジアアマチュア選手権で日本選手初優勝を果たして出場した松山英樹が初出場ながら通算1アンダーパーで全体の27位タイとなる大健闘をみせ、日本選手初となるローアマチュアを獲得した。
  • 9月22日~25日日本ゴルフ協会、パナソニック株式会社、アジア太平洋ゴルフ連盟が主催する「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」が琵琶湖カントリー倶楽部栗東/三上コースで開催され、平塚哲二が通算8アンダーパーで本選手権初優勝を果たした。
  • 8月17日~20日中国・深センで開催されたユニバーシアード競技大会において、松山英樹が個人戦金メダル、藤本佳則が同銀メダルを獲得する活躍をみせ、男子団体戦で日本チーム初となる金メダルを獲得した。
  • 9月29日~10月2日第44回日本女子オープンゴルフ選手権競技が名古屋ゴルフ倶楽部で開催され、厳しいコースセッティングと風の中で熱戦が繰り広げられ、馬場ゆかりが通算12オーバーパーで本選手権初優勝を果たした。なお、馬場の優勝スコアは、2001年に室蘭ゴルフ倶楽部で開催された第34回大会の島袋美幸の通算14オーバーパーに次ぐものとなった。
  • 9月29日~10月2日第44回日本女子オープンゴルフ選手権競技が名古屋ゴルフ倶楽部で開催され、厳しいコースセッティングと風の中で熱戦が繰り広げられ、馬場ゆかりが通算12オーバーパーで本選手権初優勝を果たした。なお、馬場の優勝スコアは、2001年に室蘭ゴルフ倶楽部で開催された第34回大会の島袋美幸の通算14オーバーパーに次ぐものとなった。

    シンガポールで開催された第3回アジアアマチュア選手権で松山英樹が通算18アンダーパーで大会初となる連覇を達成。本選手権の優勝により、翌年のマスターズと全英オープン最終予選の出場資格を得た。

  • 10月13日~16日第76回日本オープンゴルフ選手権競技が鷹之台カンツリー倶楽部で開催された。
    優勝争いは裵相文と久保谷健一とのプレーオフに持ち込まれ、1ホール目でパーをセーブした裵が日本オープン初優勝を果たした。
  • 10月27日~30日第21回日本シニアオープンゴルフ選手権競技が広島カンツリー倶楽部・八本松コースで開催され、室田淳が通算4アンダーパーで芹澤信雄を1打差で振り切り、本選手権初優勝を果たした。
  • 11月10日~13日静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催された三井住友VISA太平洋マスターズで松山英樹が通算4アンダーパーで日本プロツアー史上3人目となるアマチュア優勝の快挙を成し遂げた。
    本選手権は、第1、第2ラウンドが悪天候のためサスペンデットとなり54ホールに短縮されたが、松山は最終ホールでイーグルを奪い、並み居るトッププロを抑えての初優勝となった。

2012平成24年

  • 4月1日日本ゴルフ協会は、新しい公益法人制度(公益法人関連三法)の施行に伴い、3月21日に移行認定を受け、4月1日に公益財団法人移行手続きを行い、公益財団法人として新たなスタートを切った。
  • 7月27日日本ゴルフ協会競技者育成強化本部は「日本アマチュアゴルフランキング」を創設し、第1回ランキングを発表した。本ランキングは、JGAや各地区ゴルフ連盟、ゴルフ関連団体が主催するアマチュアゴルフ競技の成績をポイント換算したもの。第1回ランキングの男子1位は松山英樹、女子1位は比嘉真美子となった。なお、本ランキングは毎年7月と12月の2回、JGAホームページ上で更新される。
  • 9月20日~23日「2012アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン」が兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部で開催された。優勝は、第1ラウンドで110位タイと出遅れた小林正則が残り3日間で驚異の追い上げを見せてツアー2勝目。1985年以降の記録では、2001年のダイヤモンドカップで伊澤利光が116位タイからの優勝に次ぐ大逆転劇となった。
  • 9月27日~9月30日第45回日本女子オープンゴルフ選手権が神奈川県の横浜カントリークラブ・西コースで開催された。世界女子ランキング1位のヤニ・ツェン、全米女子オープン優勝のチェ・ナヨン、USLPGAツアーで2勝を挙げた宮里藍、今季同ツアー初優勝を飾った宮里美香ら実力者が揃った本選手権。競技は、今年の全米女子プロを制したフォン・シャンシャンが第1ラウンドからの首位を守って日本女子オープン初優勝を果たした。
  • 10月11日~14日第77回日本オープンゴルフ選手権が沖縄県の那覇ゴルフ倶楽部で開催された。沖縄県での日本オープン開催は77回大会にして初めて。復帰40周年記念事業にも位置づけられた本選手権には、開催自治体や地元のゴルフファンの方々の協力により、盛大に開催された。競技は、強風と厳しいセッティングに苦しめられる中で、通算+8で久保谷健一が初優勝を飾った。
  • 10月25日~28日第22回日本シニアオープンゴルフ選手権が愛知県の東名古屋カントリークラブ・西コースで開催された。雨中の決戦となった最終ラウンド。首位に立っていた井戸木鴻樹が粘りのプレーを見せたものの、その間隙をぬったフランキー・ミノザが逆転初優勝を果たした。
  • 11月9日当協会常務理事で国際委員長を務める川田太三が、2013年度ジョー・ダイ賞を受賞することがUSGAから発表された。同賞は、ボランティアでゴルフ競技に多大な貢献を果たした個人に贈られるもの。川田氏の30年にわたるゴルフ競技の国際親善大使としての貢献とUSGA主催のナショナル選手権への貢献に対して受賞が決定したもので、初の米国人以外の受賞者となった。なお、表彰式は2013年2月2日のUSGA年次総会で挙行された。

2013平成25年

  • 4月2日マスターズで日本選手初のローアマチュア獲得や、史上3人目となるアマチュアでのツアー競技優勝と果たすなど輝かしい成績を残してきた松山英樹がプロ転向を表明。この年、松山はツアー史上最短となるプロ転向2試合目での初優勝を含む4勝をあげ、史上初のルーキーイヤーで賞金王を獲得したほか、出場したメジャー競技全てで予選通過、特に全米オープンでは6位タイという好成績を残すなど海外競技でも実力を発揮。USツアーでは7試合に出場して翌年度のシード権を獲得し、日本のみならず世界から大きな注目を集めた。
  • 4月4日~7日日本女子アマチュアゴルフ選手権で連覇を果たすなどアマチュア時代に活躍した比嘉真美子がヤマハレディースでプロ入り初優勝。比嘉はその後も1勝を挙げたほか、日本女子プロゴルフ選手権ではイ・ボミとのプレーオフに敗れたものの2位となるなど賞金ランキング8位となる活躍を見せた。
  • 4月11日~14日マスターズトーナメントでA.スコットがA.カブレラとのプレーオフを制し初優勝を果たす。A.スコットはオーストラリア勢で初のマスターズ制覇となった。
  • 4月25日つるやオープンゴルフトーナメントの第1ラウンドで、66歳の尾崎将司が62をマークして、レギュラーツアー初となるエージシュートを達成。この試合でプロ初勝利を挙げた松山英樹とともに、男子ツアーの話題を集めた。
  • 5月23日~26日米国ミズーリ州のベルーフCCで開催された全米プロシニアゴルフ選手権で井戸木鴻樹が通算11アンダーパーで優勝。日本男子選手初のメジャータイトルホルダーとなった。
  • 6月27日~30日アクサレディスでプロ入り初優勝を果たした堀奈津佳がアース・モンダミンカップで女子ツアー4日間競技の最少ストローク記録を更新する通算21アンダーパーで2勝目を飾った。
  • 8月16日NEC軽井沢72ゴルフトーナメントの第2ラウンドで、横峯さくらの連続予選通過記録が101試合でストップした。
  • 9月8日東京、マドリード、イスタンブールの3都市が候補に残っていた2020年オリンピックの開催都市が、ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会総会で東京に決定した。東京でのオリンピック開催は、1964年以来2度目。なお、2020年オリンピックのゴルフ競技は、埼玉県の霞ヶ関CCが舞台となる。
  • 9月26日~29日アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープンが大阪府の茨木CC/西コースで開催。通算9アンダーパーで川村昌弘がプロ初優勝を飾る。20歳3か月4日での優勝は、ツアー史上5番目の年少記録となった。
  • 10月3日~6日第46回日本女子オープンゴルフ選手権が神奈川県の相模原GC/東コースで開催。宮里美香が通算イーブンパーで2010年大会以来の2度目の戴冠を果たした。
  • 10月17日~21日第78回日本オープンゴルフ選手権が茨城県の茨城GC/東コースで開催。降雨によるコースコンディションの不良のため本選手権で3度目となる予備日が使用された。競技は通算10アンダーパーで小林正則が初優勝を飾った。
  • 10月31日~11月3日第23回日本シニアオープンゴルフ選手権が福岡県の麻生飯塚GCで開催。室田淳が通算9アンダーパーで2011年大会以来2度目の優勝となった。
  • 12月1日ともに年間4勝をあげた森田理香子と横峯さくら。女子プロゴルフツアー賞金女王争いは、最終戦までもつれこみ、この試合で12位となった森田が初の賞金女王に輝いた。

2014平成26年

  • 1月1日これまでのJGAハンディキャップを改正し、USGAハンディキャップシステムの運用を開始した。規定は「JGAハンディキャップ規定(USGAハンディキャップシステム準拠)」に改め、倶楽部にはコースレーティングに加えてスロープレーティングを付与した。JGA/USGAハンディキャップインデックスはNEW J-sysに限り発行することができる。
  • 3月20日~23日ニュージーランドのへスティングゴルフクラブで開催されたニュージーランドストロークプレー選手権に個人派遣で出場した勝みなみが大会レコードを更新する19アンダーパーで日本選手初優勝を果たす。また、森田遥が3位、松原由美が8位とホスト開催を控える世界アマチュアゴルフチーム選手権に向けて、ナショナルチームメンバーの活躍が期待される喜ばしい幕開けとなった。
  • 4月18日~20日熊本空港カントリークラブで開催されたLPGAツアー第6戦の「KKT杯バンテリンレディスオープン」で勝みなみが女子ツアー史上3人目となるアマチュア優勝を飾る。15歳239日での優勝は、これまでの最年少優勝記録を更新する快挙。その後も勝はネイバーズトロフィーチーム選手権で個人優勝し女子チーム初の大会連覇の原動力となると、日本ジュニアゴルフ選手権も逆転優勝。アマチュアとして初めてLPGAツアー最終戦に出場するなど大きな飛躍を果たす。勝の活躍に刺激されたのか、2014年のLPGAツアーでは堀琴音、柏原明日架、森田遥らアマチュアがたびたび優勝争いを演じ、アマチュア旋風が吹き荒れる1年となった。
  • 5月19日米国以外では初めてとなる全米女子オープンゴルフ選手権最終予選を愛知県の東名古屋カントリークラブで開催。36ホール・ストローププレーでプロフェッショナルとアマチュア66名が出場した本最終予選から5名がパインハーストリゾート&カントリークラブ パインハーストNo.2で開催された本選に出場資格を獲得。最終予選から唯一人アマチュアとして本選に出場した橋本千里が68位の成績を残した。
  • 8月19日~26日中国の南京で開催されたユースオリンピックでゴルフ競技が初めて行われ、岡崎錬と篠原真里亜が日本代表として個人・団体戦に出場。個人戦は篠原が8位タイ、岡崎が27位タイとなり、チーム戦はスウェーデンが金メダル。韓国が銀メダル、イタリアが銅メダルを獲得した。日本チームは7位に終わった。
  • 9月3日~6日初のホスト開催となる世界女子アマチュアゴルフチーム選手権が長野県の軽井沢72ゴルフ東(入山・押立)で開催された。日本アマチュアゴルフランキング上位3位の勝みなみ、岡山絵里、松原由美で臨んだ日本チームは、優勝争いに食い込みながらも最終ラウンドにスコアを落とし、8位タイの惜敗。優勝は、世界女子アマチュアゴルフランキング1位のミンジー・リーを擁するオーストラリアがカナダを逆転して3度目の優勝を飾った。
  • 9月10日~13日52年ぶりのホスト開催となる世界アマチュアゴルフチーム選手権が長野県の軽井沢72ゴルフ東(入山・押立)で開催。女子同様、日本アマチュアゴルフランキング上位3位の小西健太、小浦和也、小木曽喬で30年ぶりのチーム優勝を狙った日本チームだが、世界トップレベルの高い壁を破ることはできず、大会ワーストの29位タイに終わった。優勝争いは最終ホールまで続く熱戦となり、終始試合をリードしたアメリカが連覇で大会最多の15度目の優勝を飾った。
  • 9月25日~28日アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップダイヤモンドカップゴルフが茨城県の大利根カントリークラブ西コースで開催。アジア太平洋地域のトッププレーヤーが出場した本選手権を制したのは藤田寛之。藤田はつるやオープン、KBCオーガスタに続いて、この年3勝目を挙げ、最終戦まで賞金王争いを演じる活躍を見せた。
  • 10月2日~5日第47回日本女子オープンゴルフ選手権を滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部 栗東/三上コースで開催。熱戦の末にテレサ・ルーが逆転で初優勝を果たす。アマチュアの永井花奈が全体の3位に入りローアマチュアを獲得し、大きな注目を集めた。
  • 10月16日~19日第79回日本オープンゴルフ選手権を千葉県の千葉カントリー倶楽部 梅郷コースで開催。前年のマスターズ覇者のアダム・スコットが出場した本選手権には4日間通算で2万人を超えるギャラリーが会場を訪れ、大変な盛り上がりとなった。その中で、3度目の戴冠を狙った片山晋呉の猛追をかわした池田勇太が初優勝を飾った。
  • 10月24日日本女子プロゴルフ協会相談役を務める樋口久子が平成26年度文化功労章を受章。ゴルフ界では初めてとなる文化功労者となる快挙となった。
  • 10月30日~11月2日第24回日本シニアオープンゴルフ選手権を兵庫県の小野グランドカントリークラブNEWコースで開催。日本プロゴルフ協会(PGA)会長を務める倉本昌弘が自身2度目の戴冠を果たした。倉本は、シニアツアー最終戦も制し、現職のPGA会長として初めてのシニアツアー賞金王を獲得した。
  • 11月27日~30日LPGAツアー最終戦となるLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが宮崎県の宮崎カントリークラブで開催され、テレサ・ルーが2009年の諸見里しのぶ以来11人目となる同年公式戦2冠を達成した。なお、年間5勝を挙げたアン・ソンジュが3年ぶり3回目となる賞金女王を獲得した。
  • 12月4日~7日JGTOツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップが東京都の東京よみうりカントリークラブで開催され、宮本克昌が今季2勝目を挙げた。最終戦までもつれ込んだ賞金王争いは、藤田寛之を振り切った小田孔明が自身初の獲得。小田は、今季2勝を挙げたほかトップ10フィニッシュが7度と年間を通じて安定したプレーが光っての初戴冠となった。

2015平成27年

  • 3月26日JGA主催ナショナルオープン改革の一環として、日本オープンゴルフ選手権のアマチュア予選会「ドリームステージ」の新設を発表。「ドリームステージ」はJGA/USGAハンディキャップインデックスを取得しているアマチュアゴルファーであれば年齢・性別・居住地に関係なく出場可能な世界にも例を見ない門戸開放を実現した。2015年は3会場で日本オープン「ドリームステージ」を開催し、12歳から76歳のアマチュアゴルファー271名(内、女子9名)が出場。続いて行われた地区予選を勝ち抜いた2名と、日本アマで最終予選出場資格を得た1名の合計3名が最終予選に駒を進めた。
  • 3月26日~29日パラパラウムビーチGCを舞台に開催されたニュージーランドストロークプレー選手権で石徳俊樹が日本男子選手として初優勝の会著を達成した。また、ニュージーランド女子ストロークプレー選手権で大会連覇を狙った勝みなみも3位入賞を果たした。
  • 4月9日~12日21歳のジョーダン・スピースがマスターズの最少優勝スコアタイとなる通算18アンダーパーでメジャー初優勝を果たした。スピースは、第1Rから一度も首位を譲らない強さを見せて完全優勝を達成。その後も全米オープンを制しメジャー2冠を果たすなど年間5勝を挙げ、ツアー史上最高額の約1203万ドル(約14億8,000万円)を獲得して初の賞金王を獲得した。
  • 6月15日全米女子オープンゴルフ選手権セクショナルクオリファイングが兵庫県の有馬ロイヤルゴルフクラブで開催され、鈴木愛ら6名が本選出場権を獲得。14歳の山口すず夏も2位タイで本選への切符を手にし、全米女子オープンの日本選手最年少出場記録を更新した。
  • 6月23日~27日第57回日本女子アマチュアゴルフ選手権が札幌GC輪厚コースで開催され、勝みなみが王天好を6and5で下し、初優勝を果たした。勝は前年の日本ジュニアゴルフ選手権に続いての日本タイトル2冠を達成した。
  • 7月1日竹田恆正のJGA会長、12年に渡り会長を務めた安西孝之のJGA名誉会長就任を発表。また翌年に控えたリオ五輪に向け、倉本昌弘PGA会長がオリンピックゴルフ競技対策本部強化委員長、小林浩美LPGA会長が同副委員長に就任したことが発表された。
  • 7月8日~13日第100回日本アマチュアゴルフ選手権が開催された。JGAは記念大会として全国2地区での予選会を実施。兵庫県の廣野ゴルフ倶楽部と小野ゴルフ倶楽部で218名による36ホール・ストロークプレーで上位64名のマッチプレー進出者を決め、廣野ゴルフ倶楽部でマッチプレーを行った。決勝戦は17歳の金谷拓実と15歳の中島啓太の対戦となり、金谷が10and9で中島を下して初優勝。金谷は17歳51日の本選手権史上最年少優勝記録を樹立した。
  • 7月8日~11日韓国・光州のナジゴールドレイクCCで第28回ユニバーシアード競技大会が開催され、男子は比嘉一貴が個人戦金メダルに輝き、団体戦も金メダルを獲得。女子は金澤志奈が個人戦銀メダルを獲得し、団体戦で史上初の銀メダル獲得を果たした。
  • 8月15日NEC軽井沢72ゴルフトーナメントの第2ラウンドで渡邉彩香が16番でアルバトロス、5番でイーグルを奪取。2011年に有村智恵が達成して以来史上2人目の快挙を達成した。
  • 9月24日~27日アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップダイヤモンドカップを茨城県の大利根CC・西コースで開催。通算9アンダーパーで金庚泰が初優勝。金は、本選手権でシーズン4勝目を挙げ、2010年以来となる2度目の男子ツアー賞金王獲得に大きく前進した。
  • 10月1日~4日第48回日本女子オープンゴルフ選手権を石川県の片山津ゴルフ倶楽部・白山コースで開催。初出場のチョン・インジが李美香、菊地絵理香とのプレーオフを制し、初優勝を果たした。チョン・インジは5月のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップに続く国内メジャー2連勝。本年の全米女子オープンを制した実力を見せつけた。
  • 10月15日~18日第80回日本オープンゴルフ選手権を兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部・東コースで開催。前年に続いてアダム・スコットが出場し大きな盛り上がりを見せた本選手権は、大会連覇を狙う池田勇太と小平智が最終ホールまで1打を争う熱戦を演じ、通算13アンダーパーで小平が初優勝を果たした。
  • 10月22日~25日第27回ノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権がアラブ首長国連邦のヤスリンクスGCで開催された。ガース・ジョーンズ氏をヘッドコーチに迎えて出場した日本チームは、チャイニーズタイペイを不採用スコアの差で振り切り、26年ぶり9度目の優勝を果たす快挙を果たした。
  • 10月29日~11月1日第25回日本シニアオープンゴルフ選手権を三重県のCOCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース・QUEENコースで開催した。本選手権を制したのは予選会を勝ち抜いて出場した平石武則。平石は初出場の米山剛とのデットヒートを制し、本選手権初優勝を果たした。
  • 11月3日青木功が2015年秋の叙勲で旭日小綬章に選ばれた。51年にわたるプロゴルファーの中で85勝を挙げたほか、2004年に世界ゴルフ殿堂入りを果たすなど、スポーツ振興における功労を称えられたもの。
  • 11月29日2015年日本女子プロゴルフツアーの全日程が終了し、イ・ボミが初の賞金女王に輝いた。イは、シーズン7勝を挙げ、男女ツアー年間最高額となる約2億3,500万円を獲得。平均ストローク、パーオン率、平均パット数でも1位となる圧倒的な強さを見せた。
  • 12月6日2015年日本男子プロゴルフツアーの全日程が終了し、金庚泰が2010年以来となる2度目の賞金王に輝いた。金はダイヤモンドカップを含む年間5勝を挙げ、約1億6,600万円を獲得する圧倒的な強さを見せた。
  • 12月19日2016年度のナショナルオープン予選会開催日程を発表。アマチュア予選会「ドリームステージ」を日本オープンで8会場に拡充するとともに、日本女子オープンと日本シニアオープンで「ドリームステージ」を新設。3オープンゴルフ選手権を名実ともにナショナルオープンとする改革がさらに進められることとなった。また、2016年度から日本男女アマチュアゴルフ選手権の競技方式をストロークプレーとマッチプレーから4日間72ホール・ストロークプレーに変更することを発表した。

2016平成28年

  • 3月21日~3月24日3月21日から4日間、オーストラリアのロイヤルアデレードGCで開催されたサウスオーストラリアクラシックに個人派遣で出場したJGA女子ナショナルチームメンバーの金澤志奈がプレーオフの末に初優勝を果たした。女子の部では佐渡山理莉が3位、男子の部では池田悠希が31位となった。
  • 4月22日財界・スポーツ界・文化・芸能などゴルフに深い造詣をお持ちの有識者の方々による「全日本ゴルフ振興会議」が発足。第1回会議が衆議院第1会館で開催され、発起人の方々のほか、鈴木大地スポーツ庁長官、衛藤征士郎ゴルフ振興議員連盟会長、安西孝之JGA名誉会長、竹田恆正JGA会長、青木功JGTO会長、小林浩美LPGA会長、また多数の国会議員の先生方が出席し、国民のムーブメントとしてゴルフ振興の機運を高めようと意見交換を行った。
  • 5月30日第71回全米女子オープンゴルフ選手権セクショナルクオリファイング(最終予選)が茨城県の大利根カントリークラブで開催され、昨年の山口すず夏に続いてアマチュアの澤田知佳が本選出場権を勝ち取った。澤田は、カリフォルニア州のコーデバルCCでの本選では、惜しくもカットに終わったが、日本女子ジュニアの実力の高さを示した。
  • 8月1日~7日ゴルフウィークの一環として「スポーツ庁長官杯第1回ゴルフフェスタ全国大会」を開催。スポーツ庁が初めて長官杯を提供して本大会の開催趣旨に賛同頂いた全国287コースで開催した本大会は、JGA/USGAハンディキャップインデックスを取得している3,922人のアマチュアゴルファーが参加。10月18日の第2回全日本ゴルフ振興会議で鈴木大地スポーツ庁長官から優勝の上野和重に賞状とスポーツ庁長官杯が授与された。
  • 8月11日~20日第31回オリンピック競技大会がブラジルのリオデジャネイロで開催され、ゴルフが112年ぶりに実施競技に復活した。世界ランキングにより男子が池田勇太と片山晋呉、女子が野村敏京と大山志保の4選手が日本代表としてオリンピックに出場。個人戦のみで行われた競技は、男子の部はジャスティン・ローズ、女子の部は朴仁姫がそれぞれ金メダルを獲得。日本選手は野村敏京の4位タイが最高順位となった。
  • 9月5日~6日千葉県の紫カントリークラブ・すみれコースで開催した日本オープンゴルフ選手権最終予選3Aブロックで、「ドリームステージ」から最終予選に駒を進めた中島啓太が15位タイで本戦出場資格を獲得。中島は本選でも第1ラウンドで4位タイにつけるなど、あこがれの舞台で躍動した。
  • 9月15日~18日第26回日本シニアオープンゴルフ選手権が千葉県の習志野カントリークラブ・キング・クィーンコースで開催され、シニアルーキーのプラヤド・マークセンと鈴木亨の優勝争いの末、通算12アンダーパーでマークセンが初のメジャータイトルを獲得した。
  • 9月22日~25日大阪府の茨木カンツリー倶楽部・西コースでアジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップダイヤモンドカップゴルフが開催され、最終ラウンドに62をマークした詹世昌(セン・セショウ)が通算10アンダーパーで日本ツアー初優勝を果たした。
  • 9月29日~10月2日栃木県の烏山城カントリークラブ・二の丸・三の丸コースで第49回日本女子オープンゴルフ選手権が開催され、JGA女子ナショナルチームメンバーの畑岡奈紗が通算4アンダーパーで逆転初優勝を果たした。畑岡は、首位と4打差の5位タイでスタートした最終ラウンドで3ストローク伸ばしてホールアウトすると、優勝争いを演じていた堀琴音が17番でボギーを叩き、1打リードを許してしまう。堀が最終ホールをパーで終えて、畑岡の初優勝が決まった。本選手権でのアマチュア優勝は、畑岡が初めてとなり、国内女子メジャーでもアマチュア優勝は初。また、畑岡は日本女子オープン史上最年少優勝記録を更新した。10月10日にはプロ転向を表明。17歳271日の史上最年少プロが誕生した。なお、本選手権では長野未祈が第3ラウンドを終えて単独首位に立つなど、アマチュアの活躍が大きな話題となった。
  • 10月13日~16日第81回日本オープンゴルフ選手権が埼玉県の狭山ゴルフ・クラブで開催された。世界ランキング18位で日本選手トップの松山英樹がプロ転向後初出場を果たしたほか、3年連続でアダム・スコット、3年ぶりに石川遼が出場して4日間で史上2番目となる4万人を超えるギャラリーが観戦に訪れた本選手権。競技は、松山英樹がUSツアー2勝の実力を見せつけ、2位の池田勇太に3打差をつけ通算5アンダーパーで初優勝を果たした。松山はナショナルオープン初優勝に続いて、中国で行われたHSBCチャンピオンズで通算23アンダーパーで日本選手として初の世界ゴルフ選手権優勝の快挙を成し遂げたほか、国内ツアーでも優勝を果たし、次年度の4大メジャータイトル獲得に大きな期待を寄せる活躍を見せた。

2017平成29年

  • 2月2日~5日松山英樹がウェイストマネジメントフェニックスオープンで連覇を達成。松山は2012年全米オープン覇者のウェブ・シンプソンを4ホールに及ぶプレーオフの末に退けての優勝。この優勝でUSPGAツアー4勝目を飾った。このシーズン、松山は全米オープンで自身メジャー最高順位となる2位となり世界ランキング2位と日本選手最高順位を更新したほか、世界選手権シリーズのブリヂストン招待でWGC2勝目を飾り、USPGAツアー通算5勝を達成し、日本選手優勝記録数を更新。メジャー最終戦の全米プロゴルフ選手権でも5位に入るなど世界トップレベルの選手に成長したことを示した。
  • 5月26日日本女子プロゴルフ界の人気を牽引していた宮里藍が2017年シーズン限りでの引退を表明。9月14日~17日に開催されたシーズンメジャー最終戦のエビアンマスターズがプロとして最終戦となった。1985年生まれの宮里は、兄の聖志、優作とともに3兄妹として中学時代から頭角を現し、2000年からナショナルチームメンバーに選考されるとアジア競技大会やクィーンシリキットカップのチーム優勝に貢献。2003年に日本女子アマと日本ジュニアの2冠を達成すると、同年の日本女子プロゴルフツアー競技で史上2人目のアマチュア優勝を果たし東北高校在学中にプロ転向を表明。プロ入り後は、2005年の日本女子オープンで当時の史上最年少記録を更新して初優勝を果たしたほか、第1回ワールドカップ女子ゴルフで北田瑠衣とともに日本チーム初優勝に貢献。2006年には主戦場をUSLPGAツアーに移すと、2009年エビアンマスターズで同ツアー初優勝を果たした。
  • 10月6日HONMA TOUR WORLD CUPの2日目、70歳の尾崎将司はこの日3バーディ・2ボギーの70でホールアウト。2013年のつるやオープン第1ラウンドで62を記録して以来となる日本ツアー史上2度目エージシュートを達成した。
  • 9月14日~18日第27回日本シニアオープンゴルフ選手権が福岡県宮若市のザ・クラシックゴルフ倶楽部で開催。プラヤド・マークセンが第1ラウンド・第2ラウンドで大会最少ストローク記録を更新する63をマークし首位に立つと、台風接近のため予備日に行われた最終ラウンドも74にスコアをとまとめ、通算18アンダーパーで本選手権最少ストローク記録を更新する圧倒的な強さで連覇を達成した。
  • 9月28日~10月1日第50回日本女子オープンゴルフ選手権が千葉県我孫子市の我孫子ゴルフ倶楽部で開催され、前年に史上初のアマチュア優勝を果たした畑岡奈紗が通算20アンダーパーの史上最少ストローク記録を更新して1976年、77年に樋口久子が達成して以来となる2人目の本選手権連覇を達成した。
  • 10月12日~15日岐阜県関市の岐阜関カントリー倶楽部・東コースで開催された第82回日本オープンゴルフ選手権は、池田勇太が2014年大会以来となる2度目の優勝を果たした。なお、アマチュアの金谷拓実が優勝争いを演じ2位と健闘し自身2度目のローアマチュアを獲得した。
  • 11月23日~11月26日JLPGAツアー最終戦のリコーカップで鈴木愛が7位となり4年ぶりの日本人賞金女王に輝いた。鈴木はこの年に2勝を挙げたほか、ベスト10入りが16回と安定したプレーを続けての初戴冠。
  • 11月30日~12月3日ゴルフ日本シリーズJTカップで宮里優作が優勝。逆転で初めての賞金王を獲得した。2017年に選手会長に就任した宮里は、会長職で多忙を極める中で中日クラウンズでシーズン1勝目をあげると、続いて開催された日本プロゴルフシニア選手権で2週連続優勝、その後もHONMA TOUR WORLD CUPで4日間ノーボギーのツアー記録を作って4勝目をあげる。賞金王争いは、小平智、池田勇太とのデッドヒートとなったが、ツアー最終戦で逆転優勝を果たした宮里が、自身初の賞金王を獲得した。

2018平成30年

  • 3月12日R&AとUSGAは、2019年1月1日から施行されるゴルフ規則の概要を発表。ドロップの方法やコース名称の変更など1984年以来、35年ぶりの大改訂となった。
  • 4月12日~15日USPGAツアーの「RBCヘリテージ」で最終ラウンドに5打差を追いついた小平智がキム・シウーとの3ホールのプレーオフを制し、青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹に続く日本選手5人目の同ツアー初優勝を果たした。
  • 5月10日~13日千葉県の房総カントリークラブで開催された「日本プロゴルフ選手権」で谷口徹が藤本佳則をプレーオフで下して優勝。50歳92日の谷口は、尾崎将司が記録した49歳109日の国内メジャー最年長優勝記録を更新した。
  • 6月22日~24日USLPGAツアー参戦2年目の畑岡奈紗が「ウォルマートNWアーカンソー選手権 by P&G」で最終ラウンドに8アンダーパーをマークして同ツアー初優勝を飾った。19歳162日での同ツアー優勝は日本選手最年少記録。畑岡は11月の「TOTOジャパンクラシック」も制し、2勝目を達成する活躍を見せた。
  • 7月3日~6日福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で開催の「第103回日本アマチュアゴルフ選手権」は、第1ラウンドが台風接近を中止。また期間中も豪雨が降り止まず、コースコンディション悪化のため第2ラウンドも中止となり、出場141名全選手が36ホールを消化できず、競技不成立となった。
  • 7月12日~15日北海道のニドムクラシックゴルフコースで開催した「第28回日本シニアオープンゴルフ選手権」でプラヤド・マークセンが大会3連覇を達成。マークセンはこの年5勝を挙げ、シニア入りした2016年から3年連続でのシニアツアー賞金王に輝いた。
  • 8月23日~26日インドネシアで開催されたアジア競技大会ゴルフ競技で中島啓太が個人戦を制する活躍を見せ、日本男子チームが5大会ぶりの団体金メダルを獲得。日本女子チームも古江彩佳が個人戦4位に入賞し団体戦5位の好成績を残した。
  • 9月27日~30日千葉県の千葉カントリークラブ・野田コースで開催した「第51回日本女子オープンゴルフ選手権」で、ユ・ソヨンが初優勝を果たした。連覇の期待がかかった畑岡奈紗は、優勝争いを演じたものの、3打差の2位に終わった。
  • 10月4日~7日インドネシアのセントーサGCで開催された「アジアパシフィックアマチュア選手権」で金谷拓実が初優勝を飾り、2019年マスターズと全英オープン本選の出場資格を獲得した。本選手権の日本選手優勝は、2010年から連覇を果たした松山英樹以来2人目。
  • 10月11日~14日神奈川県の横浜カントリークラブで開催した「第83回日本オープンゴルフ選手権」で稲森佑貴がツアー初優勝を達成。日本オープンでプロ初優勝を飾ったのは、2008年大会の小田龍一以来8人目。
  • 10月17日~19日宮崎県のトム・ワトソンゴルフコースで開催された「アジアパシフィックシニアアマチュアゴルフ選手権」で日本チームが優勝。個人戦では杉山稔が1打差の2位入賞と好成績を残した。

2019平成31年/令和元年

  • 1月1日1984年以来35年ぶりに大幅に改訂されたゴルフ規則が施行された。複雑化したゴルフ規則をシンプルに分かりやすくし、文言もより易しく近代にあったものに変更された。
  • 3月12日~13日東京都内でアジア初となる「USGAゴルフイノベーションシンポジウム」が開催された。全米ゴルフ協会(USGA)が主催する本シンポジウムは、世界的に競技人口の減少が懸念されるゴルフを継続的に発展させるためにゴルフ施設の生産性改善の取り組みや研究成果を発表するもので、アメリカの他、メキシコ、韓国、香港、オーストラリアなど世界各国からのゲストスピーカーによりプレゼンテーションが行われた。
  • 4月3日~6日『マスターズ』の舞台となるオーガスタナショナルGCで初の女子競技となる『オーガスタ女子アマチュア選手権』が開催される。日本選手で唯一人出場した安田祐香が3位入賞を果たした。
  • 4月11日~14日『マスターズ』でタイガー・ウッズが2005年大会以来5度目の優勝を飾る。スキャンダルや故障などで苦しんできたウッズの完全復活に、世界中のゴルフファンが称賛を送った。
  • 4月25日~28日アジア太平洋地域の女子アマチュアゴルファーNo.1を決める『アジア・パシフィック女子アマチュア選手権』が茨城県のロイヤルゴルフクラブで開催。日本初開催の本選手権は、JGAナショナルチームメンバーの安田祐香が制し、ホスト開催で日本選手初優勝の快挙を果たした。安田は、この優勝により全英女子オープンとエビアン選手権のメジャー2競技の出場資格を勝ち取った。
  • 5月9日~12日国内女子プロツアーのメジャー初戦『ワールドレディスチャンピオンシップサロンバスカップ』でルーキーの渋野日向子がプロ初優勝を飾る。渋野はその後国内ツアーで3勝を挙げるなど最終戦まで鈴木愛と賞金女王闘いを演じる飛躍の1年となった。また、JGA女子ナショナルチームメンバーの吉田優利が優勝争いの一角に加わり4位タイに入賞した。
  • 6月26日東京五輪ゴルフ競技の日本代表女子コーチに服部道子プロが就任。ヘッドコーチの丸山茂樹プロとともに、ホスト開催での日本選手メダル獲得を目指す体制が整った。
  • 8月1日~4日『全英女子オープンゴルフ選手権』に初出場した渋野日向子が日本女子選手42年ぶりのメジャー制覇を達成。優勝争いの中で見せた笑顔は、海外メディアから「スマイリングシンデレラ」と称され、帰国後は「渋野フィーバー」と呼ばれる程の人気を集めた。
  • 8月14日~16日東京五輪ゴルフ競技の会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部で『日本ジュニアゴルフ選手権』を開催。男子15~17歳の部が開催された西コースは、テストイベントとして翌年の東京五輪に向けて、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会によりスコアなどのデータ送信や選手・ギャラリー導線などのチェックが行われた。
  • 8月29日世界アマチュアゴルフランキングが更新され、1252.6256ポイントの金谷拓実がランキング1位となった。日本人の同ランキング1位は、2012年の松山英樹以来2人目の快挙。
  • 9月19日~22日埼玉県日高市の日高カントリークラブで『日本シニアオープンゴルフ選手権』を開催。谷口徹が初優勝を果たし、青木功、中嶋常幸に続き日本オープンとシニアオープンのダブルタイトル獲得の偉業を達成した。
  • 10月3日~6日三重県津市のCOCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジゴルフコース・QUEENコースで『日本女子オープンゴルフ選手権』を開催。この年の日本女子プロゴルフ選手権を制した畑岡奈紗が2年ぶり3度目の戴冠を果たし、国内メジャー通算4勝目を20歳266日の史上最年少記録で飾った。
  • 10月17日~20日福岡県古賀市の古賀ゴルフ・クラブで『日本オープンゴルフ選手権』を開催。チャン・キムが大会記録となる8打差を逆転して涙の初優勝を飾った。
  • 10月18日~20日国内女子プロツアー『富士通レディース』で古江彩佳がツアー史上7人目のアマチュア優勝を果たした。古江は2週間後にプロ転向を表明し、最終戦の『リコーカップ』で2位に入る活躍を見せた。
  • 10月24日~27日日本で初開催となるUSPGAツアー『ZOZOチャンピオンシップ』が千葉県習志野市の習志野カントリークラブで開催される。台風の影響で第2日の競技が順延、第3日のラウンドが無観客の措置が取られたが、会場には期間中に4万人を超えるギャラリーが詰めかけた。熱狂の中で記念すべき本選手権を制したのはタイガー・ウッズ。USツアー最多優勝記録に並ぶ82勝目をあげた。
  • 11月14日~17日国内男子プロツアーの『三井住友VISA太平洋マスターズ』で金谷拓実がツアー史上4人目のアマチュア優勝を果たした。8月に日本男子選手2人目の世界アマチュアゴルフランキング1位となった金谷は、この試合でショーン・ノリスとの白熱した優勝争いを最終ホールのイーグルで制して快挙を達成した。
  • 11月28日~12月1日国内女子プロツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』が開催。鈴木愛、渋野日向子、申ジエとの三つ巴の争いは、日米共催の『TOTOジャパンクラシック』を含むキャリアベストの年間7勝を挙げた鈴木に軍配が上がり、2年ぶりの賞金女王に輝いた。
  • 12月5日~8日国内男子ツアー最終戦の『ゴルフ日本シリーズJTカップ』が開催され、年間2勝をあげた今平周吾が2年連続賞金王に輝いた。27歳67日での2度目の賞金王獲得は、尾崎将司の27歳318日を抜く史上最年少記録となった。

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