Championship Reports競技報告
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第2ラウンドを終え、水上晃男(鷹之台CC)は序盤でバーディを重ねながらも後半は風とOBに悩まされた1日だったと語った。
首位と3打差の通算3アンダーパーでスタート。1番と3番でバーディを奪う好スタートを切ったが、7番以降は3パットやOBが続出。特に午後から強くなった風は読みが難しく、「横風なのか向かい風なのか分かりにくく、距離感が難しかった」と厳しい表情を見せた。
7番と後半の11番で3パット、13番と17番ではOBを出したものの、打ち直しからのチップインや10メートルの距離のパッティングを決めるなど要所では高い技術を披露。しかし、本人も「OBがなければもう少し面白かった。安全に打たないといけなかった」とマネジメント面での反省を述べた。さらに体調面の影響もあった。日本シニアオープン前から体の不調を抱えており、練習量は十分ではなかったという。
一方で、ボールの変更は好影響をもたらした。これまで硬めのボールを使用していたが「ラインに押し出せなくなる感覚があった」とし、前週の三井住友VISA太平洋マスターズのグリーンの速さに対応するため、2日目から柔らかいボールに変更。これが功を奏し、今週は第1ラウンドから柔らかいボールを使用したことでパッティングとアプローチのフィーリングが上がったのだという。
首位との差は広がったが、最終ラウンドを前にして2位タイ。「日本シニアのときは(優勝を)獲りたかったけど、ミッドアマは出られただけで嬉しいです。ちょっとフィールドが違うかなと思ったけど、明日はチャンスだからね」と笑う。
目標として掲げるのは、日本アマチュアゴルフ選手権の出場権を得るためのトップ5入り。そして本選手権のシード権獲得だ。「自分のゴルフをするしかないと思っています。ボギーを打たないゴルフをしていきたい」
本選手権の最年長優勝記録は2019年大会を52歳で制した水上晃男である。
明日、その記録を自ら更新することを期待せざるを得ないだろう。
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