Championship Reports競技報告
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「あまり良いゴルフというわけではなかったのですが……ミスというミスがなかったですね」と謙虚な言葉の羅列で、清水拳斗(東北福祉大学1年)は話し始めた。
10番ホールからのスタートだった清水。10、11番と2連続バーディを決めると、16番と18番のパー5でもきっちりバーディを奪取。後半最初のパー5である3番もバーディ決めるなど、この日ボギーフリーの7アンダーパーの65で首位タイスタートを切った。
「パーオン率が今日は100%でした。一度もグリーンを外さなかったので、そこが良かったところかなと思います」と、言い終える頃にはその表情は和らいだ。
キーとなったのは8番ホール。比較的距離が短いホールもあるが「刻まずにティーショットはドライバーを使っていましたが、8番だけは3番ウッドを使ったのがラフへ。そこからピンまでに1メートルに寄せてバーディを取れたのが大きかったです。次の9番(パー3)でも連続バーディを決めることができて、明日につながる良い流れでホールアウトできたと思います」と誇らしげに語った。
今年の春、代々木高校から東北福祉大学へ進学し、本選手権は初出場となる一年生。「高校の時も良い環境で練習していましたが、さらに良くなりました。先輩や同学年の上手い人たちと一緒に練習しているので、下手にはならないですよ」と笑った。
最後に「明日もスコアの目標は立てずにプレーしたいですね。ドライバーショットを曲げないようにすることと、今日と同じようにパーオン率を100%にすること、そしてバーディパットをしっかり打つことを目指したいです」と話した。
より良い環境でレベルの高いチームメイトたちと切磋琢磨しながら、日々成長している清水。この日本学生でのさらなる成長を期待したい。
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