Championship Reports競技報告

2日間70を並べた手塚彩馨が通算-4で首位と2打差の2位タイに

写真:Y.Kawatani

2022年から2年間、JGAナショナルチームにも名を連ねた手塚彩馨。2022年クイーンシリキットカップでは日本代表として20年ぶりの日本チーム優勝に貢献した実績を持っている。今シーズンは地元の山梨県で練習を積みながら戦いに挑んでいる手塚だが、ここまでの調子は「決して良くなかったです」と振り返る。それでも、周囲からの意見を取り入れてスウィングの調整を行い、「ショットを打ち出す方向が安定してきた」状態で迎えた関東女子ゴルフ選手権で27位タイの成績を残し、手応えを掴んで本大会に臨んでいる。

第1ラウンドは午後スタートで暑さの盛りのプレーに「少しぼんやりした感もありました」という状態で5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーと出入りの激しい内容ながら首位と2打差の8位タイと好スタートを切る。この日は午前スタートで「昨日よりは暑さもマシに感じましたが、結構暑くて大変でした」と、2番でボギーが先行してしまった。それでも6番のバーディで前半をパープレーで凌ぐと、11番で7メートルをねじ込む。12番では1.5メートルを沈めて、2ホール続くパー5でしっかりとバーディを奪取。13、15番のパー3ではボギーを叩くも、いずれもバウンスバックを決める粘りのプレーで5バーディ・3ボギーでホールアウト。2日連続の70ストロークで通算4アンダーパーは、首位と2打差の2位タイに順位を上げて明日のムービングデーを迎えることとなった。

この2日間で、手塚が奪った10バーディのうちパー5で決めたのは6つ。スウィング調整がフェアウェイキープ率とパーオン率を向上させ、好スコアに繋がっていると自負する。一方で、本大会で課題に見えるのはパー3でのスコア。第1ラウンドの3番でダブルボギーを喫している他、この日も後半2つのパー3をいずれもボギーとしているのは気がかりだ。

2019年の日本ジュニアゴルフ選手権ではプレーオフで惜敗して2位。2021年の本選手権では最終ラウンドを単独首位でスタートしながら、逆転を許している手塚。日本一のタイトルにあと一歩と迫りながらも唇を噛んできた手塚が72ホール目のグリーン上で満面の笑顔を見せられるかは、「バーディを獲れるホールは多いと思うので、そこでしっかりとスコアを伸ばして、難しいホールは攻めすぎずにパーセーブするゴルフをしたい」と、自身が言うようにマネジメントの徹底が鍵を握りそうだ。

?evid=11647526909692136421

競技メニュー

  • ハンディキャップインデックス査定システム J-sysとは
  • JGA個人会員募集
  • 世界アマチュアゴルフランキング
  • JGA主催オープン競技ロゴダウンロード
  • もっと知りたい、ゴルフのこと GOLFPEDIA
  • CLEAN SPORT Athlete Site クリーンスポーツ・アスリートサイト JADA
  • アスリートの盗撮・写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿は卑劣な行動です。
  • JOCオリンピック選手強化寄付プログラム
  • 日本ゴルフサミット会議
  • その道のりに、賞賛を STOP誹謗中傷