Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
写真:Y.Watanabe
本選手権3度目の出場となる中本旺希と山本詠太が上位で第1ラウンドを終えた。
昨年大会10位タイの中本は、今年の中国アマチュアゴルフ選手権で8位タイと好調なプレーで本大会に臨んだ。第1ラウンドは5番(パー5)でボギーが先行したものの6番、8番と300ヤード内と距離が短めのパー4でバーディを奪取。前半を1アンダーパーで終える。後半も11番でバーディを決めて、さらにスコアを伸ばそうとギアを入れたところで雷雲接近のため競技中断。そのまま日没サスペンデッドとなった。再開は13番。「パー5からの再開だったので、リズムに乗りやすいところで、それが良かったのかもしれません」としっかりとスコアを伸ばすと続く14番で連続バーディ。リズムよくホールを進める中本は17、18番も連続バーディで長い第1ラウンドを締めくくった。このラウンドの中本は、7バーディ・1ボギーの64。6アンダーパーと矢野と首位に並ぶ好発進に、「3回目の日本アマなので、雰囲気もだんだんわかってきて、慣れてきました。自分のゴルフができたらいいなと思います」と落ち着いて自分の武器であるティーショットの正確性で好スタートを切った。2日目は、24ホールのプレーとなるが、「しっかり自信を持って楽しんでゴルフができたらいいなと思います」と自然体でスコアを伸ばすつもりだ。
山本詠太は北海道アマチュアゴルフ選手権2位タイの成績で本大会への切符を掴んだ。10番ホールからティーオフした山本は、11番から3連続バーディを決めてスタートダッシュに成功。15番でボギーを叩いたが、18番のバーディで前半を3アンダーパーで終える。後半も1番でバーディを奪い、首位を伺っていたが、3番からの連続ボギーで後退。5番(パー5)でバウンスバックを決めて反撃の狼煙を上げたところで日没サスペンデッドとなった。2日目の再開は、「正直、立ち上がりが不安でした。それでも6番のティーショットをうまく打てました」と6番もパーセーブして、8番のバーディでこのラウンドは7バーディ・3ボギーの4アンダーパー。首位と2打差の3位タイと好位置につけた。バーディ量産の要因は、「パッティングだけ良かったです」と振り返る山本。北海道アマから好調は続いているようだがショットには満足できないようで、それが不安となっているらしい。「良いスタートが切れました。第1ラウンドは出来すぎぐらいです。第2ラウンドから、ビビらないように頑張りたいです」と、はにかんだ。
競技メニュー