Championship Reports競技報告
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たぎる情熱が見え隠れする。鬼澤信子は2バーディ・ノーボギーの内容で2アンダーパー、2位で第1ラウンドを終えた。残り230ヤードの最終18番。第2打で迷わず3番ウッドを選択した。惜しくも2オンはならなかったが、残り30ヤードのアプローチがお見事のひとこと。ピン手前80センチにつけた。楽々とバーディフィニッシュである。「終わりよければ、ですよ。カメラマンの方もいらっしゃったし、良いバーディで締めくくることができた」と満足そうだった。
序盤から好調をアピール。今年から「日本女子シニアオープン」というさらなる冠がついた。「本当にありがたい。この日のために体調を整え、しっかり調整してきましたよ」と話した。序盤から、パーセーブを重ね、前半ようやくバーディがきたのは9番。残り125ヤードの第2打を9番アイアンで5メートルに寄せた。この時ばかりはじっくりとラインを読む。「すごく難しいフックラインだった。ようやく、バーディがきてホッとした」という。
一方、コース各所のスコアボードをチェックしながら、上位陣の動向をチェック。何より、闘志を燃やす要因となったのは、不動裕理の存在だ。「彼女が上位にいるとメラメラと燃えてくる」といい、「コースは去年と比べ、すごくグリーンが難しい。だから、淡々とやるべきことをしただけです」と一日を総括。
あすは久々の優勝争いだ。しかもナショナルオープンとして、初の女王決定戦である。「明日の天気が心配ですね」と、ひとことを加えたのは、それだけ調子が良い証拠だろう。
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