Championship Reports競技報告
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低気圧の接近で競技中断をはさんだ最終ラウンド。大一番にふさわしい不動裕理、鬼澤信子の優勝争いだった。通算5アンダーパーで不動とは4打差の2位に終わった鬼澤は、「きょうは、ナイスプレー。結果は非常に悔しいけど、とても楽しいゲームでした。本当にいいゲーム」と総括した。
スタートから最終組は緊迫感があった。特に鬼澤は1番から2.5メートルのバーディ発進。3番ではカラーから難しいフックラインを読み切り、10メートルのバーディを決めてみせた。ショットの調子は上々。前半では以降もたくさんのチャンスを演出したが以降、なかなかバーディパットが決まらない。「冷静に、冷静に。淡々とプレーすることを心掛けた」という。
勝負の後半、13番(パー5)でピン横2.5メートルのバーディを決める。「どうだ、不動さんという感じだったけど、続く14番でボギー。これが私なんだなぁという気もした」と苦笑した。優勝には届かなかったものの、最後まであきらめない姿勢は素晴らしい。
最終18番では5メートルのバーディフィニッシュ。「きっちりと決めて終わらなければ、気が収まらない。17番までは不動さんと戦ったけど、最後のパッティングだけは自分との勝負。私には勝った」と、溜飲を下げた。続けて、「いろいろな課題がまた、見つかった。それもうれしい。これでレジェンズでの戦いが、ますます楽しみになってきた」とも。これぞ、技の競演である。
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