Championship Reports競技報告

遠藤夢里は調子が悪いながらも首位を死守

写真: Y.Kawatani

5バーディ・3ボギーの70でプレーを終え、通算6アンダーパーにスコアを伸ばした遠藤夢里だが、ゴルフの調子自体はそれほど良くなかったと振り返る。

「昨日よりもさらにグリーンが硬くなってボールのスピードも出ていたし、ホールロケーションも左右に振られていたので、今日はスコアが出づらいなと思いながらプレーしていました」。ショットの調子がよければ対処できたが、この日はティーショットでボールがつかまらず、右へ曲げることが少なくなかった。ラフからだとさすがにボールのスピン量をコントロールするのが難しく、ピンそばにつけるチャンスが少なかった。まさに、我慢のゴルフでつくり上げた70だといえる。

そんな遠藤にとってラッキーホールとなったのがスタートの10番ホール。ラフからの第2打をグリーン奥のラフに入れ、ピンまで下り傾斜の13ヤードという難しいアプローチを残す。ボギーも覚悟したが、58度のウェッジで打ったボールは3、4ヤード先のグリーンエッジに落ちた後、ピンまでゆっくりと転がっていき、見事チップイン・バーディを奪った。「元々10番は得意ホールではなく、耐えるホールだと思っていたので、気持ち的にかなり楽になりました」。前日に4アンダーパーをマークしたことで、スタート前にはスコアを落としたくない気持ちが強かったという遠藤。仮にボギー発進だったら、以降のホールで余計にプレッシャーがかかるところだったが、逆にバーディを奪ったことでリラックスできた。

また、この日は酷暑に見舞われ、ハーフターンの際には暑さによる疲労で倒れるかと思ったというが、なんとか18ホールを乗り切った。「暑いと口に出さず、あえて涼しいと思い込むように心がけました」。まさに“心頭滅却すれば火もまた涼し”の作戦が成功した形だ。

明日のムービングデーは最終組で迎えるが、気負いはない。「今の自分にとってベストを尽くすことができればいいと思います」。唯一の不安はこの日3回してしまった3パットだが、いつもより早めにコース入りしてしっかりとパター練習をすることで対処する。大会後にはプロテストが控えるが、優勝すると最終プロテストからチャレンジできる。そのためにも残り2日間、単独首位の座を死守したいところだ。

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