Championship Reports競技報告

ナショナルチームの意地と実力を見せた岩永杏奈が2位フィニッシュ

写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani

首位と2打差の通算2アンダーパーで迎えた最終ラウンド。岩永杏奈がこの日のベストスコアとなる67をマークした。優勝した中澤瑠来にわずか1打足りなかったものの、通算7アンダーパーの2位でフィニッシュ。ナショナルチームメンバーとしての意地と実力を最後に見せつけた。

前半のチャージは5番から7番ホールまでの3連続バーディだ。5番(パー4)で第2打を50センチにつけると、6番(パー3)ではあわやホールインワンのスーパーショットでこれも50センチにつける。極めつけは7番(パー4)での第2打だ。難易度が高く(最終ラウンドは4.41で第3位)、パーセーブも厳しいホールだが、ピンまで残り170ヤードから6番アイアンで放たれたボールはまさにピンをかすめて30センチ先に止まった。切れ味鋭いショットを見せたことで、順位もグングン上がり、ハーフ終了時で2位にまで順位を上げた。

後半のハーフでは徹底した粘りを見せる。スコアが伸びそうで伸びない状況で迎えた15番(パー3)では2メートルのパーパットを沈めてピンチを脱出。続く16番(パー4)でバーディを奪い、最終18番(パー4)を迎える。

「絶対にバーディを奪うつもりで攻めました」。大会前から欲しいと語っていた女子アマチュアゴルファーナンバーワンのタイトルがすぐそこにある。怯む気持ちは一切なかったが、アドレナリンが出たのか、第2打はピンを5メートルオーバー。それでも岩永はまだあきらめない。たとえ距離が長くても、ボールをカップの中に沈めることしか考えていなかった。慎重にラインを読んでからストロークすると、ボールはゆっくりとカップの中へ消えていく。72ホール目を終えて、ようやく満足げな表情を見せた。

通算7アンダーパーとし、1打ビハインドで最終組を待ったが、中澤の第2打がピン上2.5メートルについた瞬間、「さすがにあそこから3パットはしないだろうと思いました」と、負けを認めた。それでも、岩永にはプロテストの受験まで本選手権に最低1回は出場できる。昨年の14位タイから今年は2位にまで順位を上げた。目指すシートは1つだけだ。

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