Championship Reports競技報告

一時単独首位の櫻井梨央は後半伸ばせず3位に終わる

写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani

第1ラウンドは1オーバーパーで39位タイとやや出遅れた感のある櫻井梨央。その後は2日間2アンダーパーを並べて、通算3アンダーパーで首位グループと1打差の4位タイまでじわりと順位を上げて迎えた最終ラウンドは、見事なスタートダッシュを決めた。1番(パー5)で3メートルを決めると2番は手前5メートルをねじ込み連続バーディを奪取。「自分でも良い流れだなと思った」と、波に乗った櫻井は、4番で見事なショットを見せる。ピンまで160ヤードのフェアウェイから放った6番アイアンのショットはイメージ通りのフェード軌道で右サイドの際のピンに寄ってバーディ。7番でこの日初ボギーを叩いたが、前半を3アンダーパーで終え、スコアを伸ばせない最終組の3人を逆転。通算6アンダーパーの単独首位で前半を終えた。

後半は、櫻井本人も「最後のハーフがポイント」と気合を入れ直し11番(パー5)でバーディを奪ってみせたが、続く12番(パー5)のティーショットを右のバンカーに打ち込むと、3打目は180ヤードを残してしまいグリーン右サイドのバンカーに。2.5メートルのパーパットを決めきれず痛恨のボギーを喫して、良い流れも止まってしまった。それでも、首位タイに踏みとどまっていたが、15番(パー3)のボギーで後退。その後はスコアカード通りのプレーでこの日5バーディ・3ボギーの70でホールアウトとなった。

「悔しいです。練習します」櫻井がホールアウト後に最初に口にした言葉は、優勝を逃したこともあるが、4日間目標としてきた60台のスコアを一度もクリアすることができなかったこともあるだろう。それでも、春先は調子を崩しながらも東北女子アマチュアゴルフ選手権で初優勝を果たし、日本女子アマチュアゴルフ選手権で優勝争いを演じての3位には「ここまで調子を上げてこられて、上位でプレーできたことは自信になりました」と、手応えを掴んだよう。

同世代には既にJLPGAツアー、そして世界の舞台で活躍する選手も数多い櫻井。先を行くライバルたちと同じ舞台に立つ実力は既に持っていることを充分に証明できた本選手権のプレーに、今後のさらなる飛躍を期待させた。

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