Championship Reports競技報告

日本アマ初出場の林田遼汰が暫定ながら首位と2打差と好スタート

写真:Y.Watanabe

第1ラウンドの競技はアウト・イン合計12組、36選手がサスペンデッドの状況で、暫定トップは6アンダーパーの矢野仁貴。2位には、16ホール目までを終えたJGAナショナルチームの本大志、そして佐野日大高校1年の林田遼汰がともに4アンダーパーで並んだ。

第1日は、途中多くの選手がスコアを4アンダーパーまで伸ばすも、なかなかその先には至らず、逆に終盤にスコアを崩す展開になった。

日本アマチュア初出場で、暫定2位タイ。第1ラウンド終了後は首位との差は変わらず3位タイといきなり優勝争いに名乗りを挙げた林田は第1ラウンドを振り返って、「ティーショットがとても良くて、アイアンもそこまで悪くなかったんですけど、3メートルくらいのパットを5回くらい外して、これ以上は伸ばせませんでした。短いホールで伸ばせた(チャンスにつけられた)ので、5アンダーパーまでは上がれたと思います」とちょっと苦笑いする。

林田は昨年の日本ジュニアゴルフ選手権男子12歳〜14 歳の部(台風の接近により、競技は2日間、36ホールで終了)で第1ラウンド64という素晴らしいスコアをマーク。2位に2打差をつけて、トップで最終ラウンドを迎えた。ところが、タイトルを目前に、第2ラウンドは74とスコアを崩し、結局3位にとどまった。実は、その半月ほど前の関東ジュニア選手権(12歳~14歳の部)でも最終ラウンドをトップタイで迎えたが、やはりスコアを伸ばせず、同じく3位タイに終わっている。意地悪だが、あえて昨年のこの話をしたところ、林田は「あまり気にしてなくて、4日間自分のプレーをするだけです。緊張とかも、全然大丈夫です」と応える。強がりではない。その笑顔が曇ることはなかった。それどころか、「去年は第1日良かったら、2日目は守りのゴルフをしちゃったんですけど、今回のこのコースは攻めないとダメなコースなので、去年とは変えていきたいです」と、昨年の失敗を踏まえたうえで、今年に活かす気になっている。

そうやって考えられるようになったのは、今年から始めた高校ゴルフ部の寮生活のお陰らしい。寮のゴルフ部仲間から受けるいい刺激で、ゴルフに関しては内省的にならず、アグレッシブに考えられるようになった。本選手権に出場するにあたり、「始まる前の目標はトップ10だったんですけど、もっと上位を目指していきたいです」と笑顔できっぱり。そのために課題となるのは、「パッティングですね。3メートルくらいのパットを5個くらい外しちゃいましたから。しかも全部ショート。あまり良くない外し方でした。それと、このコースはドッグレッグとか、傾斜でランが出るホールがあるので、マネジメントをしっかりしないときついですね」と語る。

ラウンドで得た情報を次のコースマネジメントに生かそうとする姿勢。昨年の夏、タイトルに手が届かず、しょんぼりしょげていたのがウソのようだ。 

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