Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
写真:Y.Watanabe
2025年度(第109回)日本アマチュアゴルフ選手権は7月4日、神奈川県横浜市の横浜カントリークラブ・西コースで第3ラウンドを行った。晴天の中、スタートしたムービングデーはその名の通りスコアが大きく動き、上位勢の顔ぶれは大きく入れ替わった。
首位と2打差でスタートした、JGAナショナルチームメンバーの佐藤快斗(東北福祉大学)が1イーグル・7バーディ・1ボギーの8アンダーパー62と大爆発。通算13アンダーパーとし、2位に6ストロークの大差をつけて単独トップに躍り出た。
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ほとんどのティーショットがフェアウェイを捉え、セカンドショットはピン3メートル以内、13番ホールでは9メートルを決めてイーグルを奪うなどグリーンのタッチも合っていたというパッティングでしっかりバーディを決めるなど理想的なゴルフでスコアボードの1番上に立った。大舞台でのビックスコアに佐藤は「64とかはありましたけど、63 以下は試合では少なかったので、久しぶりに良いスコアが出て良かったです」と笑顔を見せた。
大差で追われる立場はあまり経験がないというが、「いつも通りやるだけ」と平常心で初の全国制覇を狙う。
その佐藤を6打差で追う2位タイグループには、清水蔵之介(日本大学)、柏俣結生(早稲田大学)、JGAナショナルチームメンバーの長﨑大星(勇志国際黒紅)の3名。
また、1打差の通算6アンダーパー5位タイに中本旺希(鷹の巣GC)、加藤金次郎(瀬戸市立水無瀬中学)の2名が続いている。
第2ラウンドを終えるまでトップをキープしていた矢野仁貴はここにきて失速、本日6オーバーパーとし通算1アンダーパーで22位タイに順位を落とした。
6打差というアドバンテージで初優勝に王手をかけた佐藤がそのまま逃げ切るのか、それとも後続による大逆転劇が見られるのか。競技は明日いよいよ最終ラウンドを迎える。
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