Championship Reports競技報告

終盤のショットのブレもパッティングでカバーした高木杏衣が単独首位

競技報告:Y.Koseki
写真:Y.Kawatani

競技フォーマットの変更により、第1日と第2日は各9ホールに短縮されたため、今日の上位は混戦が予想された。実際、女子の競技が始まると間もなく、3アンダーパーの首位から1打差に7から8人の選手がひしめく様相に。

ところが、時間が経つにつれ、上位グループのスコアは伸び悩み、そこから滑り落ちる選手が現れ始める。ホールスタッツ(ホールごとの平均スコア)を見ると、アウトは6番以降に難易度上位のホールが並び(6番ホール=難易度1番目、7番ホール=同8番目、8番ホール=同5番目、9番ホール=同2番目)、インは16番ホールが同3番目、18番ホールが同4番目。終盤ほどタフなホールが多い構成になっていた。

そうしたなか、高木杏衣は2番パー4からの3連続バーディで首位に立つと、その後はパーをキープし、3アンダーの単独トップで第1日の競技を終えた。

スコアカード提出後の高木に「単独トップ」であることを告げると、ちょっと驚いた表情を見せたあと、「今日は朝からパターが良く入ってくれました」と笑顔を見せる。3連続バーディは、3番(パー5)、4番(パー3)は“ベタピン”からのイージーバーディだが、2番(パー4)は約4メートルの下り傾斜の難しいライン。そして、5番以降は第2打のロングアイアンとフェアウェイウッドが不調になり、パッティングでパーを拾ってきたという。「いつもラウンドさせてもらっているゴルフ場のグリーンと比べると今回は硬さもなく、グリーンも遅かったので、本当はもう少しアグレッシブに行きたかったですけど……。私はビビりながらいくタイプなので、それでショットがぶれるんだと思います」と明かす。

実は先月行われた関東ジュニア選手権の最終日も、前半の2バーディでトップに迫ったが、後半に4連続ボギーを喫し、結局首位と5打差の4位に終わっている。「(14ホール目の)パー3でボギーを打ってからショットがどんどん乱れてしまって」。ただし、本人は気持ちを引きずる方ではないので、ラウンドのなかで修正ができない技術的な問題という。

本選手権の目標は、「ベストスコア(68ストローク)の更新」を最初に挙げるが、心の奥には「優勝」という思いもあるそうだ。「でも、それを意識すると緊張するタイプなので、3日目も最終組ではなく、ひとつふたつ前の組から回りたいです」とはにかむ。しかし、明日の9ホールとの合計で18ホールのベストスコアを更新すれば、3日目は最終組の可能性もある。そこで緊張を経験するのもいい財産になろう。

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