Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
競技報告:Y.Koseki
写真:Y.Kawatani
「男子12~14歳の部」で第1日に単独トップに立ったのは、4アンダーパーをマークした中学1年生の廣橋璃人だった。
1番ホールからのティーオフで、3番パー5からの3連続を含む4バーディー・ノーボギーの内容。4つのバーディーはいずれも2m強以内の比較的短い距離で、「いつもはパッティングが得意なんですけど、今日はショットをつかんだバーディーでした」と言う。「ショットが本当に良くて、プラス、パターがかみ合ったのでいいスコアが出ました」。
本選手権の目標を尋ねると、「優勝したいという気持ちだけで来ました」ときっぱり。そして、“1年生”という年齢面の不利さは一切感じないと口にする。
実は廣橋は昨年9月に森永高滝カントリー倶楽部(千葉県)で開催されたJGAの「全国小学生ゴルフ大会」で、3選手がタイスコアで優勝を分け合ったうちの一人。だからここで勝てば、JGAタイトルの2年連続制覇。このことも発奮材料になっていると笑顔を見せる。
「優勝したいので、明日も4アンダーパーで回って、最終日最終組でプレーしたいです。僕は、プレッシャーのあるラウンドが得意なんです」という。
今日のプレーで感じたコースの課題は? 「ラフが深いので、入れちゃうとそこからは飛ばせないので、本当に難しい。でも、今日はバーディーを取れたりもできました」。今日は計3ホールでティーショットをラフに入れている。しかし、そこから簡単にボギーとしなかったことに手応え感じており、「今日は十分な内容です」と振り返る。
最後に、ジュニアのうちに達成したい目標は? との問いに、
「来週、男子レギュラーツアーのトーナメントに出場するんです。そこで予選を通ると(36ホールカットの通過)、ツアーの最年少記録になるので、そのことを目指しています」と、期待でいっぱいといった表情で語ってくれた。
いろんな面で、スケールの大きな中学1年生だ。
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