悪いなりにまとめた結果がトップタイ。吉﨑マーナが今度こそ勝ち切ると意欲

報告：M.Ideshima 写真：Y.Watanabe

今年が最後の日本ジュニアになる吉﨑マーナ（沖縄カトリック高校３年）が悲願のタイトルに向けて首位タイへ浮上した。

「今日の内容的にはノーボギーですし、バーディチャンスにつけられたところはほとんど決められたので、そこは良かったです。ただ、調子自体はあまり良くなくて大会前は心配していたんですが、昨日今日と悪いなりにいいプレーができているなと思います」。

今週は得意のドライバーがしっくりきていない。フェアウェイキープ率が悪いなど、苦しい内容にはなっているが、それが逆に慎重なゴルフに結びついている。

「グリーンが柔らかくて止まってくれるのもあって、ハーフショットをしたり、とにかく縦距離を合わせることを意識しています。それがいい方向に働いているのかなと思います」。

今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権では４位タイ。日本タイトルをあと一歩のところで逃してきた経験がある。「女子アマのときはまだ調子は良かったので、もっといけるんじゃないかなと思っていたんですけど、なかなかうまくいかずで。今回はジュニアで最後になる大きな大会なので、女子アマもそうですけど、今までは勝ち切ることができてないので、明日は勝ち切りたいと思います」。

残りの18ホールはいかに隙を見せないかを大事にしたいと吉﨑。流れに乗れるとバーディが出るコースだが、そんなことが周囲で起こっても気にすることなく目の前の１打に集中したいと話す。勝ち切るためには自分を信じてやり切るしかないことを吉﨑自身が1番理解しているようだ。