Championship Reports競技報告

外岩戸は厳しいスタートもメンタル面の成長を感じるプレーで首位タイをキープ

報告:M.Ideshima 写真:K.Kinoshita

外岩戸は厳しいスタートもメンタル面の成長を感じるプレーで首位タイをキープ

JGAナショナルチームメンバーとして最先端のトレーニングを積み、体も一回り大きくなった外岩戸晟士。持ち前の飛距離もさらに伸び、同年代の中でもそのパワーは注目を集めている。第1日の9ホールは、その飛距離を武器に攻めのプレーで首位タイと好スタートを切ったが、第2日は、ナショナルチームで受けているメンタルトレーニングが生きた1日となった。

10番ホールからプレーをスタートした外岩戸。いきなりのパー3はピン手前にバンカーが待ち受けるプレッシャーがかかるティーショットを前に、「首位にいただけにスコアを落としたらいけない」と昨日の強気なプレーから一転してわずかに守りの意識が働いたという。その結果、ティーショットを手前のバンカーに打ち込んでボギー。続く11番もティーショットは手応え十分だったものの、キックが悪くラフに入り、2打目はフライヤーでグリーンを30ヤードもオーバーしてしまって連続ボギーと出だしで大きく躓いた。しかし、ここから外岩戸が大きく成長した姿を見せる。「気持ちが切れかけましたが、今日は始まったばかりだし、明日は18ホールあると。とりあえずイーブンに戻そうというゴルフに切り替えて、丁寧にプレーしました」と、13番から3連続バーディでスタートのミスを取り返して、この日1アンダーパーでプレーを終えて、通算5アンダーパーで首位タイを堅守した。

「今までだったら、連続ボギーでスタートしたら、その日は絶対にオーバーパーで終わっていました。それにバーディのあとにすぐボギーを叩いて、波の激しいゴルフでした」とこれまでの自分を振り返り、今日の見事なカムバックは「ナショナルチームでメンタルトレーニングを受けていて、昨日からやっと実行できている感じです。それが今回良い方向に噛み合ってくれていて、冷静にプレーができています」と、目に見えない成長を強く感じている。

明日の最終ラウンドは、外岩戸にも負けない飛距離を持つ松山茉生と同組でのプレー。ナショナルチームでもともに研鑽を積む2人。松山は昨年の日本アマチュアゴルフ選手権を制して、自身2つ目のタイトルを狙うのに対して、外岩戸は初のJGAタイトルを狙う。「後輩の松山選手と飛距離は引けを取らないと思うので、自分のゴルフをしっかりとして、先輩として意地を見せて高校最後の夏を優勝で終えたいです」と強い気持ちを見せた外岩戸。

1日目は体力トレーニングによる飛距離アップから生まれる攻めのプレーで自信を深め、2日目はスコアを落としながらも冷静に自分のプレーを続けるメンタル面の成長を確信した。3日目は、外岩戸の最高のプレーを見せて日本タイトルを手にする。

?evid=11856841296297642673

競技メニュー

  • ハンディキャップインデックス査定システム J-sysとは
  • JGA個人会員募集
  • 世界アマチュアゴルフランキング
  • JGA主催オープン競技ロゴダウンロード
  • もっと知りたい、ゴルフのこと GOLFPEDIA
  • CLEAN SPORT Athlete Site クリーンスポーツ・アスリートサイト JADA
  • アスリートの盗撮・写真・動画の悪用、悪質なSNS投稿は卑劣な行動です。
  • JOCオリンピック選手強化寄付プログラム
  • 日本ゴルフサミット会議
  • その道のりに、賞賛を STOP誹謗中傷