Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
写真:K.Kinoshita
2025年度(第69回)日本ジュニアゴルフ選手権競技 Presented by Sky 男子15歳~17歳の部は22日、道上と外岩戸のプレーオフの末、道上が初の栄冠に輝いた。
惜しくもプレーオフには進出できなかったが、最終ラウンドにスコアを大きく伸ばし3位タイで入賞したのは長﨑煌心(日章学園高校3年)と石口寛樹(興國高校1年)。
首位に4打差の通算1アンダーパーからスタートした長﨑煌心。最終組より1時間以上も前にスタートした長﨑だが、フロント9でイーグルを奪うなどスコアを4つ伸ばすと、後半もさらにスコアを伸ばし、終わってみれば1イーグル・5バーディ・1ボギーの65、通算7アンダーパーでホールアウトし、クラブハウスリーダーで後続を待った。最終的には逆転されてしまったが、長﨑自身最後の本選手権で最高のパフォーマンスを見せてくれた。
「プレーする前から、自分のゴルフをと思っていましたが、最後の日本ジュニアなので楽しんでプレーできたらと思っていました。優勝には届かなかったので満足度は90点くらいですが、パターも入ってくれて楽しめたと思います」
将来は“世界の長﨑”と言われる選手になりたいという長﨑煌心のこれからの活躍に期待したい。
一方、高校1年生の石口寛樹は、本部門は初めての出場ながら、昨年の12歳~14歳の部で準優勝に輝いた実力を見せつけた。通算2アンダーパーからスタートしたこの日は、7バーディ・2ボギーの66をマークし、通算7アンダーパーで3位タイで結果を出してきた。
「去年が12~14歳の部で2位だったので、今年は優勝したいという気持ちで臨みました。周りは凄い人ばかりでしたが、その中でも良いプレーが出来たらいいなと思っていました」
JGAナショナルチームメンバーの松山茉生や外岩戸晟士、長﨑大星などトップレベルの選手が数多く出場した本選手権においても、物怖じせずしっかりと結果を出したことに対しては、今後の活躍から目が離せない。
最高学年と最年少、それぞれの想いを抱えながらの2人の本選手権は幕を閉じた。
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